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骸骨考 イタリア・ポルトガル・フランスを歩く
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2016/12/22 |
JAN | 9784104160082 |
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骸骨考
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商品レビュー
3.5
6件のお客様レビュー
最初は骸骨と結びついたことを言っているのかと思い読んでいたがさっぱりわからず。ただのエッセイだと気づいたらサクサク読めました。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
養老孟司先生の著書。 前巻にあたるものを読んでないが、それでもヨーロッパの骸骨納骨堂の旅行記として面白かった。 昆虫学者として標本のために「物質に過ぎない死体」を多く触れているからこそ得られる考察と、それに対する恐怖、理性、生死などの考察が語られている。 論述じたいはあっさりとしていて読みやすく、小難しく感じない。実際に訪れた感想をそろりと隣で語られるような浮遊感というか、朗らかさが心地良い。 何度も読み返していないので結論は理解しきれてはいないがエッセイとして読みやすい。 海外のあの異様なまでに骸骨が並べ立てられたら納骨堂に興味がある人であれば十二分に楽しめる。これで実際に行ってみたら更に面白いだろうになあ、と悔やむ。
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何千体分もある人骨と対峙して人が感じ取るものの重さ。物が人に語りかける力。理想や思想は受け取るのに素養が必要だけど人骨の山はそれ自体が語りかけてくるだろうな。 俺が演劇やダンスを愛好することにも通じているかもしれない。言葉はペラペラだがそこにある物や生身の身体が語るものには重...
何千体分もある人骨と対峙して人が感じ取るものの重さ。物が人に語りかける力。理想や思想は受け取るのに素養が必要だけど人骨の山はそれ自体が語りかけてくるだろうな。 俺が演劇やダンスを愛好することにも通じているかもしれない。言葉はペラペラだがそこにある物や生身の身体が語るものには重みや厚みが…いやもうそれは物理的にある。ネットや本からだけ情報を得ているとそういう大事なことが見失われるんじゃないかと思った。
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