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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2016/12/01 |
JAN | 9784121024114 |
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シベリア抑留
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シベリア抑留
¥440
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商品レビュー
4
4件のお客様レビュー
「収容所列島」との関連性、ドイツ人捕虜達との比較。新しい視点が盛り込まれているが、資料として読んだためか、情報過多に感じた。
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シベリア抑留というと、戦後日本人が60万人も連れていかれ、酷寒と重労働でそのうち6万人が亡くなったことを思い浮かべるが、本書によればそれはソ連による抑留のごく一部で、ドイツやその関連国の捕虜については200万人も連れて行かれているし、樺太、千島、朝鮮半島での抑留者もいる。また、そ...
シベリア抑留というと、戦後日本人が60万人も連れていかれ、酷寒と重労働でそのうち6万人が亡くなったことを思い浮かべるが、本書によればそれはソ連による抑留のごく一部で、ドイツやその関連国の捕虜については200万人も連れて行かれているし、樺太、千島、朝鮮半島での抑留者もいる。また、その収容所はソ連での政治犯らの収容所がモデルとしてあった。これらを含め、本書は戦後における抑留を世界史的な視点から、なぜソ連がそのようなことをせざるをえなかったかを詳細なデータに基づき論じたものである。それはいわば敗戦国に対する「人的賠償」というべきものであり、それまでに決められたいくつもの条約に反するものであった。しかし、そこには独ソ線で多くの人間と資源を失ったソ連の内部事情もあった。ドイツも勝ち戦さのうちは多くのソ連兵を捕虜にしたし、また捕虜の扱いにこまり虐殺もしている。ソ連兵でのち解放されたものは今度は党に疑われ収容所に放り込まれた。日本と同じように、ドイツとソ連の兵士の間で捕虜になれば殺されると思っていたものも多かったそうだ。
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第二次世界大戦後に主に満州から連行された日本人に関する内容だけでなく、同じ敗戦国だったドイツ人、ドイツとソ連赤軍双方から占領されたポーランド人、またはドイツによって捕虜にされたソ連赤軍の状況など、総合的に解説された著書。 客観的に理解を深めることができました。
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