帝国のオペラ 《ニーベルングの指環》から《ばらの騎士》へ 河出ブックス
  • 中古
  • 書籍
  • 書籍
  • 1219-04-15

帝国のオペラ 《ニーベルングの指環》から《ばらの騎士》へ 河出ブックス

広瀬大介(著者)

追加する に追加する

帝国のオペラ 《ニーベルングの指環》から《ばらの騎士》へ 河出ブックス

定価 ¥1,760

1,045 定価より715円(40%)おトク

獲得ポイント9P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 河出書房新社
発売年月日 2016/12/01
JAN 9784309624990

帝国のオペラ

¥1,045

商品レビュー

3

1件のお客様レビュー

レビューを投稿

2017/05/14

 ドイツ帝政時代のオペラ史。ワーグナー晩年とリヒャルト・シュトラウスを軸に、イタリアやフランスでのワーグナー受容も含めて、時代背景とともに通史的に叙述している。当時の「革新」であったはずのワーグナーの音楽が死後信奉者によって金科玉条に絶対化され、そこからの「逸脱」が激しく非難され...

 ドイツ帝政時代のオペラ史。ワーグナー晩年とリヒャルト・シュトラウスを軸に、イタリアやフランスでのワーグナー受容も含めて、時代背景とともに通史的に叙述している。当時の「革新」であったはずのワーグナーの音楽が死後信奉者によって金科玉条に絶対化され、そこからの「逸脱」が激しく非難されるという構図に、あらゆる分野に共通する権威主義の病理を感じた。R・シュトラウスの「ばらの騎士」以降の路線転換(脱ワーグナー)を「退化」とみる通念に猛抗議しているが、著者の怒りに完全に同意である。

Posted by ブクログ