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スキタイと匈奴 遊牧の文明 興亡の世界史 講談社学術文庫2390
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スキタイと匈奴 遊牧の文明 興亡の世界史 講談社学術文庫2390

林俊雄(著者)

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スキタイと匈奴 遊牧の文明 興亡の世界史 講談社学術文庫2390

定価 ¥1,408

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2017/01/11
JAN 9784062923903

スキタイと匈奴 遊牧の文明

¥550

商品レビュー

3.5

6件のお客様レビュー

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2024/05/15

文字をもって自らを語ることのなかった騎馬遊牧民、その原点ともいうべき「スキタイ」と「匈奴」。 彼らは何者で、どこから来たのか。 「スキタイ」に関する記述は主に古墳からの情報で、考古学に基づく解説が多い。 仕方のないことかもしれないが、「興亡」というドラマは見えづらい。 もう少し...

文字をもって自らを語ることのなかった騎馬遊牧民、その原点ともいうべき「スキタイ」と「匈奴」。 彼らは何者で、どこから来たのか。 「スキタイ」に関する記述は主に古墳からの情報で、考古学に基づく解説が多い。 仕方のないことかもしれないが、「興亡」というドラマは見えづらい。 もう少しヘロドトスの書いた内容から大胆に描いてくれた方が、書物として面白かったかな。 それに比べて「匈奴」では司馬遷『史記』や班固『漢書』を用いて、情感たっぷりに描かれている。 対象が300年ほど差があることもあると思うが、作家司馬遷の凄さだと思う。 騎馬遊牧民……言葉のみで考えれば生活様式であって“民族”ということとはいえない。 でも彼らは、世界史の舞台に突然やってきて、嵐のように吹き荒れて、また、消えていく……なかなかドラマティックな存在。 「ゲルマン民族大移動」を引き起こしローマを破滅の道に誘った「フン族」、彼らは匈奴の残党だったのか……終盤で登場する話題。 世界の“西”でも“東”でも、興味深い存在だ。

Posted by ブクログ

2023/10/27

 興亡の世界史シリーズの1冊。本書は歴史学というよりは、考古学に近い内容であった。スキタイ、匈奴、フン族など、世界史で耳にしたことがある用語を、改めて考古学という観点から、歴史を紐解く。個人的に印象的なのが、ローマ帝国に影響を及ぼしたアッティラの情報である。アッティラの死因は、は...

 興亡の世界史シリーズの1冊。本書は歴史学というよりは、考古学に近い内容であった。スキタイ、匈奴、フン族など、世界史で耳にしたことがある用語を、改めて考古学という観点から、歴史を紐解く。個人的に印象的なのが、ローマ帝国に影響を及ぼしたアッティラの情報である。アッティラの死因は、はっきりとは分からず、いくつかの憶測が飛び交うが、それが英雄叙事詩や文学に影響を与えたのだという。騎馬遊牧民なかでも、カリスマ性のある人物であったことがうかがえる。

Posted by ブクログ

2022/02/22

ユーラシアの遊牧民であるスキタイと匈奴を中心に据えた内容。時代としては紀元前9世紀頃から紀元後5世紀頃のフン族まで。 コロナ禍で都市に定住する生活が見直される中、遊牧民について知るのは面白かった。彼らは基本的に定住せず、家畜がある一帯の草を食べ終わると次の場所へと移動する。支配...

ユーラシアの遊牧民であるスキタイと匈奴を中心に据えた内容。時代としては紀元前9世紀頃から紀元後5世紀頃のフン族まで。 コロナ禍で都市に定住する生活が見直される中、遊牧民について知るのは面白かった。彼らは基本的に定住せず、家畜がある一帯の草を食べ終わると次の場所へと移動する。支配地域に集落が出来ることもあったが、そこに住むのはさらってきた農耕定住民や交易のための商人。いま話題?のノマドも遊牧民を意味する。

Posted by ブクログ