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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 ポプラ社
発売年月日 2017/01/10
JAN 9784591152409

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商品レビュー

3.7

41件のお客様レビュー

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2024/06/02

ザワザワするもの、不思議なもの、ホロっとするものまで、いろいろな作品が詰まった1冊だった。 「あの人は海を捨てた」と「夢のあと」が好き。 いろんな女性にスポットがあたった作品。 男女問わずいろんな人がいるよね、そう思う。 タイトルがはまる1冊だった。

Posted by ブクログ

2024/05/12

御伽噺をモチーフにした完成度の高い短編六篇 全部好きだけど、大山淳子さんの「夢のあと」で涙が出た。途中までの辛い情景になんでなんでと思っていたけど、最後はとても暖かい。みんなに幸あれと願った。 藤岡陽子さんの「あの人は~」も、出てくる性悪女にイライラしたけど、乙姫の小袖がとてもい...

御伽噺をモチーフにした完成度の高い短編六篇 全部好きだけど、大山淳子さんの「夢のあと」で涙が出た。途中までの辛い情景になんでなんでと思っていたけど、最後はとても暖かい。みんなに幸あれと願った。 藤岡陽子さんの「あの人は~」も、出てくる性悪女にイライラしたけど、乙姫の小袖がとてもいい働きをしていて勇気をもらえる その他も全部良かったー!

Posted by ブクログ

2024/05/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

鉢かづき姫をオマージュした、『鍋かぶり』が面白かった。 「わたしは、自分の結婚のことを、玉の輿だとか、そんなふうに語られるのが大きらいなのです」という主人公の告白は、昔読んだ記憶のなかの鉢かづき姫に言われたようで、ドキッとする。 「「『鍋かぶり』と呼ばれて周囲に虐げられ、つらい日々もあったけれども、お金持ちの御曹子と結婚できて、美貌と財産も取り戻した、めでたしめでたし」というまとめられかたが、反吐が出るほどむかつくのです」p,40 そう、思っていた。そうやってまとめていた。 主人公は、鍋かぶり(鉢かづき)とされ、見てくれだけで世間から変な人と分類された。ただそれによって、世間の人々がいかに上っ面だけでものごとを見ているか知り、逆に見てくれで人を判断しない人もいることを知ることができ、それは彼女の強みとなった。鍋(鉢)が取れてなくても、幸せになれていた、と自負する場面が好き。 最後に独白を聞いている人に向けて、人それぞれその人にとっての鍋がふりかかってくるかもしれないけれど、「はねかえしたり、あるいは共存したり、逆にうまいこと利用したり、するしかない。それをできるひと」である、幸せになって欲しい、と励ます。 鉢かづき姫が言うと説得力があり、昔話の中から時代を超えてエールを受けたような気持ちになって楽しかった。

Posted by ブクログ

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