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都心ノ病院ニテ幻覚ヲ見タルコト P+D BOOKS
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 小学館 |
発売年月日 | 2016/12/01 |
JAN | 9784093522892 |
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都心ノ病院ニテ幻覚ヲ見タルコト
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商品レビュー
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今年100冊目。澁澤龍彦、最後のエッセイ集。下咽頭癌で大手術をした後、鎮痛剤の投薬により見た幻覚の話から始まり、様々な本の推薦文や解説文、幻想文学新人賞の選評や作家の追悼文まで多岐に亘る。改めて彼のエッセイを読むとその博覧強記ぶりには驚くばかり。彼ほどのエッセイストはもう現れない...
今年100冊目。澁澤龍彦、最後のエッセイ集。下咽頭癌で大手術をした後、鎮痛剤の投薬により見た幻覚の話から始まり、様々な本の推薦文や解説文、幻想文学新人賞の選評や作家の追悼文まで多岐に亘る。改めて彼のエッセイを読むとその博覧強記ぶりには驚くばかり。彼ほどのエッセイストはもう現れないと思う程。奥様である龍子さんのあとがきにしんみりした気持ちになる。これからも澁澤龍彦の本を読んでいきたいし、彼が愛読した本も可能な限り、読んでいきたい。
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澁澤龍彦の最後のエッセイ集。 『最後の』というと悲壮な感じがするが、内容は普段と変わらず、様々なテーマについて軽妙洒脱な文章で描き出している。己が見た幻覚をここまで面白がって文章にするというのも不思議な気がするが、面白かった。 吉田健一もそうだが、再編集されたエッセイがちょくちょ...
澁澤龍彦の最後のエッセイ集。 『最後の』というと悲壮な感じがするが、内容は普段と変わらず、様々なテーマについて軽妙洒脱な文章で描き出している。己が見た幻覚をここまで面白がって文章にするというのも不思議な気がするが、面白かった。 吉田健一もそうだが、再編集されたエッセイがちょくちょく出ているので、本書収録の中にも既読のものが割とあるが、最初に出た単行本の状態で復刊されるのは逆に貴重なのではないか。
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