感染症医が教える性の話 ちくまプリマー新書269

岩田健太郎(著者)

• 販売会社／発売会社: 筑摩書房
• 発売年月日: 2016/12/10
• JAN: 9784480689702

商品レビュー

2021/12/28

性感染症、性についてのお話からの、絶対恋愛論がとても良かったです。
お互いに、相手を生涯愛する前提でともに過ごし、相手のことを尊重して過ごしていくということ、と受け取りました。
10代でこういう本と出会えると、その後の人生がより安心な、幸せなものに向かっていきそうだなと感じました。

2020/11/08

データに基づいて冷静に判断とか言いながらめちゃめちゃ主観的な意見を書きまくっていて読んでいてイライラしてしまった。
記憶が間違ってるかもだけどもう絶対読み返したくないからそのまま書きます。
文中から同性愛者への差別感情とか、女性やフェミニストへの偏見とかがうっすら透けて見えて嫌だった。　
差別は良くないと書きつつ「ゲイに言い寄られて、気持ち悪いと感じた」ことを茶化して書いたり、知的障害のある子どもへの人形や歌を用いた性教育(の、ことを指していると思われる)を「どうかと思います」とよく調べずに批判したり、男性に抗議するためトップレスで抗議活動をした女性たちを「ブラジャーは胸を支える物で本来えっちなものではありません！」と批判したり(そんなん女が一番よく知ってるわ…逆になぜ知らないと思ったのか)本当にいらいらした…。
あと、性教育において、「恥じらい」を大切にしつつ教えるべきと書いていたが、そういう教え方をすることで、「女が性欲をもってはいけない。女は性欲を表に出すべきではない、隠すべきだ」という差別的な価値観を子供達に植え付けることになるのではないのか？？
途中で読むの断念しました。

2018/11/03

もちろん性の話だし、性感染症を防ぐための性教育の話なのだけれど、射程はそこだけにとどまらず、どう生きるか、どう人を愛するかというテーマに帰着する。語り口も軽妙で非常に面白い。こういう本を他人に勧めるのは気がひける感覚が私にもあるのだけれど、できるだけ多くの人に、特に中高校生には読んでおいてもらいたいと思う。