- 中古
- 書籍
- 書籍
脱・限界集落はスイスに学べ 住民生活を支えるインフラと自治
定価 ¥2,530
770円 定価より1,760円(69%)おトク
獲得ポイント7P
在庫なし
発送時期 1~5日以内に発送
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 農山漁村文化協会 |
発売年月日 | 2016/11/01 |
JAN | 9784540151057 |
- 書籍
- 書籍
脱・限界集落はスイスに学べ
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
脱・限界集落はスイスに学べ
¥770
在庫なし
商品レビュー
3.8
4件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
【スイスの小さな集落がなぜ豊なのか】 スイス 人口の少ない小さな集落がどのように豊かに暮らしているか、とても興味深く拝読しました。 行ってみたくなりますね。 一方、日本でそのまますべてをまねできるものではないのかなーと思ったり。 美しいアルプスの景観とそこでの暮らしに、住民が誇りを持っていることが、 何より大きいのだろうと思いました。 そしてその誇りは、きちんと国家により法制化されている。 連邦憲法で、持続的な農業生産が食料安定供給、景観保護、山村での定住に寄与するよう講じられている。 国土計画法で、農地を面的に確保、維持。 農民土地法で、投機目的などの農地取得を厳しく制限。 農民が食料、景観、山村定住に貼樽役割を重要視し、多面的機能への適正な補助として直接支払いがなされている。 その補助金額が農業所得に占める割合は、山岳部の場合、100%に及ぶ場所もあるという。 ・・・ さらに、 スイスは税金が低いこと、 医療保険の在り方、山村はヘリコプターが用いられている、 土木事業による雇用創出が成功していること、 一人辺りの軍事費が世界最大であること、 など、 特徴的な事柄が多々紹介されていました。 大戦に参加しなかったことで、財源が保たれた、との話も出てきましたが、 やはり今日も高い経済水準を維持・発展させているのは、 やはり付加価値の高い産業が大きいのかな… 協同組合、スイスコープの広がりにも触れられていました。 自分たちの国の価値を自分たちで守っていく、という考え方がやはり根底にあるようにも感じました。
Posted by
スイスの取り組みについて学んだ。自治体に権限を委譲し地域住民が主体的に地域のあり方や制度のあり方を考え実行している点が優れていると思った。何を大切にし、人間としてどう生きていくかということが地域全体で共有されているからなんだろうなと思う。翻って日本。スイスよりも人も規模も大きく、...
スイスの取り組みについて学んだ。自治体に権限を委譲し地域住民が主体的に地域のあり方や制度のあり方を考え実行している点が優れていると思った。何を大切にし、人間としてどう生きていくかということが地域全体で共有されているからなんだろうなと思う。翻って日本。スイスよりも人も規模も大きく、それを同じように行うのは難しい。迫り来る人口減少の中で規模が縮小することを逆にチャンスと捉えて、日本人がどうあるべきかを真剣に考える必要があるなと思う。災害も多い。どこでどのように暮らし、伝統や文化をどう守っていくか。どう豊かな生活を築くか。スイスから学べることは少なくないと思う。難しいけどー
Posted by
1.地方創生が騒がれてかなりの時間がかかりました。ふと、日本の地方を調べてみると、ブランド化が最も多い地方創生手段として使われています。 しかし、私は「ブランド化は地方創生手段にはならないんじゃないか?」と思い、ヨーロッパの地方にヒントを得るために購入しました。 2.スイスは日...
1.地方創生が騒がれてかなりの時間がかかりました。ふと、日本の地方を調べてみると、ブランド化が最も多い地方創生手段として使われています。 しかし、私は「ブランド化は地方創生手段にはならないんじゃないか?」と思い、ヨーロッパの地方にヒントを得るために購入しました。 2.スイスは日本と似ており、国土の大半が山林です。しかし、日本のような一極集中型にはならず、地方分権を確立しています。その最も要因としては地方のインフラ整備が充実していることです。それぞれの地域に赤字になってもなおバスやロープウェイが張り巡らせているため、地方の存続が保たれています。 また、雇用の機会を創出すべく、農林業を観光業と結びつけ、周年で雇用される状況を創っているため、地方民の生活を守るということにおもきをおいています。そのため、都市への一極集中が進んでいないことがこの本を読むとわかります。 3.ドイツのエアランゲンの本を読んでも感じたことですが、ヨーロッパは地方を活性化させるためには「地域住民の生活の質を向上させること」におもきをおいています。それに比べ、日本の場合は、地方に来てもらい、金を落としもらう。そのお金で地域の財政を立て直すあるいは運用するという形が主流ではないかと思います。地方を充実させるためには金を集めることが先か、地域住民の暮らしを改善するのが先か、どちらが正しいのかと言われると答えはありません。 私自身、日本は効率化を求めすぎているので地方分権が確立できない状況になっていると思います。そのため、ブランド化で地域を積極的にPRしていますが、それではその商品を求めるだけで、地域に暮らしたいと思える人が育ちません。とても難しいですが、時には効率を捨てることも大事だと思いました。
Posted by