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言葉屋(3) 名前泥棒と論理魔法
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 朝日学生新聞社 |
発売年月日 | 2016/12/01 |
JAN | 9784907150945 |
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言葉屋(3)
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商品レビュー
4.5
9件のお客様レビュー
とても丁寧に書かれた物語だと思います。言葉に気を配る人は、おのずと丁寧な表現になるでしょう。 児童書なのであまり注目されることもないだろうけど、読み応えもあるし、たくさんの人に読んでもらいたい!
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※このレビューにはネタバレを含みます
中学生になった詠子の日々。 1、中学校の入学式。仲良しのしぃちゃんとクラスが離れてしまった詠子。しぃちゃんは新しい友だちを作るチャンス!しばらく一緒に帰るのも無しにしよう、と言って行ってしまった。本当に一緒に帰ることもなくなったし、交換日記も返ってこない。クラスが離れているのでしぃちゃんを見かけることもなく日々が過ぎていく。 きっと新しいクラスでしぃちゃんは人気者になって忙しいのだろう。このままあんまり話さなくなっていっちゃうのかな…。そんな時、とうとう詠子はしぃちゃんを目撃した。 2、GW明け、詠子のクラスに転校生の男の子がやってきた。カンボジアから帰国してきた色黒の男の子、喜多方語(かたる)くんは、ハキハキと話す万人受けするタイプのよう。しかし転校初日、語くんに意味深なことを言われた詠子は気が気でなく…。 3、6月だというのに、詠子はまだクラブに入っていなかった。帰宅部でもいいのだけれど、言葉屋の仕事のためにも自分の世界を広げたい詠子。とりあえず図書館に行って悩もうかな、そう思い放課後、校内を歩いていると、一人の女生徒に声をかけられた。良かったら未来を占ってあげると言って、タロットカードを持ち出した。 4、一学期の終わり頃、詠子がおばあちゃんのお店に行くと、常連の藤居さんがいた。いつもは二人でお喋りをしているのに、今日は様子がおかしい。 藤居さんの孫が今、オーストラリアに留学しているが、友達がなかなかできず参っているそうだ。おばあちゃんはタブレットと睨めっこをして、現地の言葉屋がいないかを探している。 5、八才の頃にお別れをした、詠子のお父さんと詠子のお話。 毎月お父さんから季節のうつろいを知らせる絵葉書がお父さんから届く。詠子は一度も返事を出したことがないが…。 しぃちゃんと須崎くんの関係がとてもいいなと思いました。そこにはなかなか詠子が入る余地がなさそうに思えましたが、しぃちゃんは詠子に私のことをもっと考えてと言います。しぃちゃんから詠子に語る言葉が、核心をついていてとてもいいな、私はしぃちゃんが好きだなと思えました。 「ごめん」って言っちゃうと、詠子の中でこの話は終わってしまう。だから言わないで、もっと私のことを考えて、って。 詠子にとっては人気者でいつも元気な、太陽みたいなしぃちゃんだけど、しぃちゃんは、そうじゃない私のことも知って欲しい、たまにでいいから、元気かどうか確かめて欲しいって。一見面倒臭い彼女みたいなことを言うなと思いましたが、たまにでいいって言うしぃちゃんの言葉は湿度がなくカラッとしていて、やっぱり太陽みたいだなと思いました。 須崎くんは、俺なんもできねーしって言いながら、自分にできることをしぃちゃんの負担にならないように陰ながらやっていて、かっこいい〜!って思ってしまいました。 1のお話がとても好きで、その感想ばかりになりました。
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第一章 中学生になった詠子。しぃちゃんとは違うクラスになってしまった。クラスメイトのしぃちゃんへの嫌がらせ。須崎くんの優しさ。 第二章 詠子のクラスに喜多方くんがカンボジアから帰国して転校して来た。そして、彼の家も言葉屋だった。生意気な彼で読んでいて嫌な気分にもなったが、最後はちょっとキュンとした。 ここまで読んで返却。次は第三章から。 (2022年2022年9月4日)
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