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蝶結び かわら版売り事件帖
定価 ¥1,760
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
発売年月日 | 2016/12/24 |
JAN | 9784041038161 |
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蝶結び
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商品レビュー
3
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読み終えて知ったが、これはシリーズ物の二作目らしい。 だが読んでなくても大丈夫だった。 瓦版売りの才助と文章と絵を書く元武士の孫七郎コンビが事件の謎を解いていくのだが、その事件というのが何とも不気味。 というのも、過去に瓦版に載った事件(実際に起きたものもそうでないものもある)...
読み終えて知ったが、これはシリーズ物の二作目らしい。 だが読んでなくても大丈夫だった。 瓦版売りの才助と文章と絵を書く元武士の孫七郎コンビが事件の謎を解いていくのだが、その事件というのが何とも不気味。 というのも、過去に瓦版に載った事件(実際に起きたものもそうでないものもある)と似たような事件が続くのだ。 中には孫七郎が書いた事件もあり、ちょっとした人助けやいさかいならともかく、遂に人を殺める事件まで起こる。 一体誰が何のためにやっているのか。 途中途中に挟まれる生真面目な職人とその娘の話がどういう意味を持つのかが分かるとゾッとする。 しかしこんなに簡単に行くのだろうか、という疑問も湧くのだが。 犬飼さんは吉岡清三郎シリーズが好きで他の作品もいくつか読んだのだが、吉岡清三郎シリーズを越える作品に出会えてないのが残念。 この作品も才助のチャラチャラ加減は良いとして、孫七郎のキャラクターがイマイチ魅力的でなかったし、なんと言っても事件の陰惨さが読んでいて楽しくなかった。 事件以上にシリーズのドラマとして楽しめる部分があれば良かったのだが、結局は職人の娘おみつの健気さ不憫さだけが印象に残った。 タイトルの「蝶結び」も意味が分かるとあまりに切ない。 だが現代でも感じる事件は起こるし、おみつの新しい「結び」が出来たことは良かった。 それより吉岡清三郎シリーズ続編を書いてくれないかな。
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かわら版売り事件帳の(おそらく)2巻。しかし、途中まで1巻を読んでいたことをすっかり忘れていた。続き物は題名で巻数がわかるようにしておいてほしい… いやー、さすがに無理があるだろという落ちと救いのない展開に辟易してしまった。青山がとにかく強いと言うことと、おみつが健気というのがよ...
かわら版売り事件帳の(おそらく)2巻。しかし、途中まで1巻を読んでいたことをすっかり忘れていた。続き物は題名で巻数がわかるようにしておいてほしい… いやー、さすがに無理があるだろという落ちと救いのない展開に辟易してしまった。青山がとにかく強いと言うことと、おみつが健気というのがよかったところだが、あとはなんとなく座りが悪いまま終わった。
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初めて読む作者の小説である。 桶屋の職人甚助とおみつの災難を、かわら版売りの才助とその読売の執筆業をしている青山孫四郎とが、事件を解決していくのだが、、、、 甚助の小心な生真面目な心の中に、妄想と空想で、かわら版の人物へと、求めて行っている。 つい先日赤川次郎氏の 「鼠」シ...
初めて読む作者の小説である。 桶屋の職人甚助とおみつの災難を、かわら版売りの才助とその読売の執筆業をしている青山孫四郎とが、事件を解決していくのだが、、、、 甚助の小心な生真面目な心の中に、妄想と空想で、かわら版の人物へと、求めて行っている。 つい先日赤川次郎氏の 「鼠」シリーズを読んだところであるが、、、、 この小説では、少しひねりすぎているように思われる。 でも、親子の絆、夫婦の縁、仕事のつながりも蝶結びのようで、片側を引っ張るとほどけてしまうと、、、、 最後の孫七郎の「ほどけたら、又結び直したらいい」の言葉は良かった。 今、夫婦別称、単身赴任、卒婚、、、等、段々と人間関係も希薄のような感じがするようになってきた。 今は、お墓も、ご先祖さんの眠る墓には、入らないし、夫婦墓も作らないと、言われている。 コブ結びのように、固く結ばれても、こんがらがった糸よりかは、蝶結びの方が良い関係かもしれない。と、思いながら読んでしまった。
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