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永続敗戦論 戦後日本の核心 講談社+α文庫
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永続敗戦論 戦後日本の核心 講談社+α文庫

白井聡(著者)

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永続敗戦論 戦後日本の核心 講談社+α文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2016/11/01
JAN 9784062816519

永続敗戦論

¥440

商品レビュー

4.6

9件のお客様レビュー

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2024/05/28

(2014/10/1) 最近よくあるエキセントリックな煽り本の可能性があると思ってこの本を手に取った。 タイトルからして刺激的。 確かにそういう側面はあり、孫崎氏の文章を取り上げ、親米右翼の実態を取り上げたりしている。 しかししかし、全体としてしっかりした論文になっている。 戦...

(2014/10/1) 最近よくあるエキセントリックな煽り本の可能性があると思ってこの本を手に取った。 タイトルからして刺激的。 確かにそういう側面はあり、孫崎氏の文章を取り上げ、親米右翼の実態を取り上げたりしている。 しかししかし、全体としてしっかりした論文になっている。 戦後の日本の歴史を公文書を含めしっかり研究分析し、日本が敗戦したままの状態であることを書き綴っている。 この本にあったけれど、3・11で日本政府の性根は確かに見えたな。 それ以前からも大前さんのガラガラポンやTBSストリームなどで日本を形作っているもののいびつさは少しずつ理解してきたけれど、 あの震災のあとの対応で、日本を動かしているはずの政官財、違ういい方で官報複合体、それから検察裁判所が、あちこち制度疲労を起こしていることが はっきりわかった。 原発再開の是非をここで述べるつもりはないが、ロジックがなっていない。 この本はそこから入る。 それから日本が抱える3つの領土問題、北方領土、竹島、尖閣の歴史を紐解く。 さらにはそこに大きく関わるアメリカを取り上げる。北方領土を取るか沖縄を取るか、を選択させたアメリカ。 日本を焼け野原にしたのはアメリカなのに、そのアメリカにしっぽを振る日本人、さらに言えば右翼、もっと言うと右翼も左翼も同じ。 安倍さんのいう戦後レジームの脱却、が、永続敗戦状態を終わらせることにあるのであれば、 つまり、アメリカ従属から脱し、独立国になろうとしているのであれば、私は安倍さんを指示したい。 だけどなんだか今の自民党の予算のお手盛りを見ていると、みこしに乗せられているだけのような気がしてならない。 ・・・安倍さん、2年前、維新から出ていれば、世の中もっとはっきり変わったんだろうな。 難しい部分もあるが、読みやすい良書!

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2021/05/16

現代でも戦前の国体と同じ構造が継続しており、その構造が「永続敗戦」である。このことを主題としているため、現在の権力構造(特に自民党を中心とした権力)に対して否定的な部分が多い。 ただ、論の説得力はかなりあり、現在のコロナ禍への対応をオーバーラップさせてもピッタリ当てはまることから...

現代でも戦前の国体と同じ構造が継続しており、その構造が「永続敗戦」である。このことを主題としているため、現在の権力構造(特に自民党を中心とした権力)に対して否定的な部分が多い。 ただ、論の説得力はかなりあり、現在のコロナ禍への対応をオーバーラップさせてもピッタリ当てはまることからも、現状分析については間違っていないと感じられる。 「永続敗戦」をどう抜け出し、どのような社会をつくっていくか、構想する知力の必要性を痛感した。

Posted by ブクログ

2021/05/01

著者は今の日本に蔓延るあらゆる歪みを軽快な語り口で喝破する。 今起こっていること、その見取り図を提供する稀有な著作だ。 安倍から続く現政権のグロテスクさをまんま見せつけられて吐きそうになるが、これに対峙しないと我々は進めない

Posted by ブクログ

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