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ブロンテ姉妹 ポケットマスターピース12 集英社文庫ヘリテージシリーズ
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 集英社 |
| 発売年月日 | 2016/11/01 |
| JAN | 9784087610451 |

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ブロンテ姉妹
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商品レビュー
4.3
3件のお客様レビュー
本書は、シャーロット、エミリ、アンの、いわゆるブロンテ姉妹の作品だけではなく、その解説や作品解題、著作目録、主要文献案内、年譜が、まるまる一冊に収録されている贅沢な本。 桜庭一樹さんの解説にあるように、明るく社交的なシャーロット、内向的で激しいエミリ、温厚で引っ込み思案のア...
本書は、シャーロット、エミリ、アンの、いわゆるブロンテ姉妹の作品だけではなく、その解説や作品解題、著作目録、主要文献案内、年譜が、まるまる一冊に収録されている贅沢な本。 桜庭一樹さんの解説にあるように、明るく社交的なシャーロット、内向的で激しいエミリ、温厚で引っ込み思案のアンと、三者それぞれに個性は異なると思いながらも、人間の内なる部分を細かく丁寧に考察して伝える共通点には、現代でも共感できるような普遍性を感じられた。 エミリの詩選集で印象的だった『追憶』では、『人生のすべての喜びは あなたとともに墓のなか』と、『〈時〉の波に ついに裂かれてしまった』若き日の恋人を想うと共に抱くのは凄まじいまでの絶望感であったものの、『わたしは学んだのです 喜びの助けをかりずとも』『命はいつくしみを受け 強められ 育まれるということを』には、過去にも未来にも縛られない、まっさらな自分のみが存在し続けるであろうことを唱えており、その静謐さの中に漂う熱量の高さには、彼女の作品『嵐が丘』を思い起こさせるものがあった。 続くシャーロットの『ジェイン・エア 抄』には、第一章から第十章までの梗概と、第十一章から第二十三章までが収録されており、以前読んだものと訳者は異なるものの、少し読んでみてあまり変わらないと思ったので、ここは飛ばすことに。 最後は私が本書で最も興味を持っていた、アンの『アグネス・グレイ』で、その内容は主人公アグネス・グレイが家庭教師として奮闘しながら自分の人生を見出していく話と書くと、シャーロットの『ジェイン・エア』を思い出すかもしれないけれど、アンの場合、物語自体に生々しい程のリアリティを感じられた点に、大きな特徴があるのだと思う。 行く先々で、親も子どもも自分勝手で他人を思いやる気持ちがまるで感じられないような、そんな家庭環境の悪い中、挫けずに働き続けるアグネスの心境を思わせるものに、「私が持てる武器とは、『忍耐』『決意』『根性』それだけだった」があったのも肯けたくらい、彼女の仕事風景を描く描写は読んでいて、まるで自分自身がそのような辛い体験をし続けているかのような、生々しい臨場感ありまくりの展開がしばらく続いていき、これは読んでいて辛いなと感じたものの、それでは何故このような描写をアンは書き続けたのかというと、『関係ある方々に何らかの利益があるかもしれない』と、もし同じような状況に陥った場合はこれを参考にして下さいと、読者に伝えようとしているからであり、そうしたアンの姿勢は、物語で辛い思いをし続けても『まだまだ努力は惜しまずにいたかった』と、やる気を見せるアグネスの言葉も含めて頭の下がる思いで、物語自体にダイナミズムは無いのかもしれないが、アンの人柄がじんわりと沁みてくる、そんな作品だと思う。
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『嵐が丘』『ジェイン・エア』と今年に入って読んだので、アン・ブロンテの『アグネス・グレイ』を読もうと思い、本を探しました。そこで見つけたのが本書。図書館には『アグネス・グレイ』単独の文庫はありませんでした。本書には、エミリの詩と『ジェイン・エア』の一部(第11章〜第23章 家庭教...
『嵐が丘』『ジェイン・エア』と今年に入って読んだので、アン・ブロンテの『アグネス・グレイ』を読もうと思い、本を探しました。そこで見つけたのが本書。図書館には『アグネス・グレイ』単独の文庫はありませんでした。本書には、エミリの詩と『ジェイン・エア』の一部(第11章〜第23章 家庭教師としてロチェスター家に勤める期間)が一緒になっています。 エミリの詩は初めて読みました。スケールの大きさを感じました。『ジェイン・エア』は一部分を再読という形になりましたが、何度読んでも面白いです。やはりロチェスター氏との関係性が読ませます。以下、『アグネス・グレイ』の感想です。 『アグネス・グレイ』 主人公アグネスが、家庭教師として住み込みで、とある家庭に入り、人間観察。当時の家庭教師は子どもの躾までに関わり、かなり大変。手を焼きます。(子どもたち、かなりひどい。親の躾はどうなってるの?)けっこう毒舌でグイグイ率直に書いています。ストーリーの起伏はないものの、面白く読めました。教え子と1人の男性牧師(ウェストン)を巡り、三角関係もあります。家庭教師を経て、母と一緒に学校経営という中で、結婚話も。自分の気持ちを表に出しにくい家庭教師の立場の中で、アグネスは必死に頑張ります。エライ!よく耐えた!3姉妹の作品の中でも1番、親近感が持てる内容だったと思います。ブロンテ姉妹の作品、お気に入りです。 本書は解説が充実しています。21世紀に入って、ブロンテ姉妹の末っ子、アン・ブロンテが急速に再評価されているとのこと。ヴィクトリア朝の中産階級の女性は未婚が多く、生計を立てる仕事として、ガヴァネス(家庭教師)の志願者が増加していたそうです。 たださんの『ブロンテきょうだいのちいさな手作り絵本』のレビューにより、『アグネス・グレイ』にたどり着けました。ありがとうございました。 (2026.9.12読了)
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神はその創造物を通して崇拝するのが賢明である。実際、神の属性の非常に多くのもの、また神の聖霊そのものが大いに輝き得るのは、その忠実なる僕をおいて他にはない。その者を知るが、正しく理解できないとすれば、それは私自身が愚鈍であり、感受性に欠けているからである。そして、それ以外に私の心...
神はその創造物を通して崇拝するのが賢明である。実際、神の属性の非常に多くのもの、また神の聖霊そのものが大いに輝き得るのは、その忠実なる僕をおいて他にはない。その者を知るが、正しく理解できないとすれば、それは私自身が愚鈍であり、感受性に欠けているからである。そして、それ以外に私の心を捉えるものはない。
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