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「やさしさ」過剰社会 人を傷つけてはいけないのか PHP新書
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | PHP研究所 |
発売年月日 | 2016/11/01 |
JAN | 9784569832258 |
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「やさしさ」過剰社会
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商品レビュー
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【背景】 ①なぜ読むか 以前、この本の要約を読んで記憶に残っていた。 ②何を得たいか 日本社会の“上っ面”な人間関係の一要因を考察するきっかけ。 ③読後の目標 身近な人間関係への応用。 【著者】榎本博明 【出版社】PHP新書 【重要語句】 やさしい、厳しさ、閉塞感、友達、ほめる、...
【背景】 ①なぜ読むか 以前、この本の要約を読んで記憶に残っていた。 ②何を得たいか 日本社会の“上っ面”な人間関係の一要因を考察するきっかけ。 ③読後の目標 身近な人間関係への応用。 【著者】榎本博明 【出版社】PHP新書 【重要語句】 やさしい、厳しさ、閉塞感、友達、ほめる、タテマエ、「間柄の文化」、レジリエンス 【要約】 【メモ】 ほめる≠やさしさ 留年はかわいそうなのか 【感想】 書かれたのは2016年。現状との若干のミスマッチは否めない。むしろ、当時の状況を示す指標としては参考になると思った。 また、この本は、若者批判によりがちではある。社会人歴数年の私から言わせてもらえば、年上の管理職に対し「お前ごときが私に注意するな」と思うことは多々ある。“叱る”行為の中の優しさは、相手を育てるだけの気概がなければ成立しえない。古い表現だが、筋を通す、仁義を尽くすような人であれば叱られても良いが、責任を転嫁するような無能な管理職や上司は黙ってヘラヘラしとけ、と言わざるを得ない。ある意味で昭和的な優しさが足りないとは思う。人情が足りないというか… 本書でも使われる「やさしさ社会」を作ったのは、我々の世代だけだろうか。否、そんなことは無い。物質的な豊かさを重視し、精神的な豊かさを放棄したのはどの世代だろうか。そのような教育、社会を作ったのは誰だろうか。この著者を含めてだが、ヒトと特に自分の子供たちと、ちゃんと向き合ってきたのか。自分や今(当時)の社会ばかりを優先し、子供や未来のために本当に必要な関係を築いたのか。 現代社会では、「多様性」という言葉が多用される。みんな違ってみんないいよね的な“やさしさ”が蔓延っている。そもそも、今さらそんなことを口にするのもバカらしいし、その違いを優先して既存のシステムや文化を全てキャンセルすることは許されるのか。保守的との指摘はあるかもしれないが、それは人類が、日本人が積み上げてきた文化、ひいては人類そのものへの挑戦ではなかろうか。 私は自分の軸に沿って、優しくありたい。
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新書は9割タイトルで読むかどうかを決めるのだが、なるほどと思う所はあったが、今の私にはさほど必要なかったかも。自分を殺してまで相手に合わせることを、まったくしなくなったので。本書で問題視されている“やさしさ”は相手の気持ちに立ち入らず、自分も相手も傷つけない見かけだけのやさしさ...
新書は9割タイトルで読むかどうかを決めるのだが、なるほどと思う所はあったが、今の私にはさほど必要なかったかも。自分を殺してまで相手に合わせることを、まったくしなくなったので。本書で問題視されている“やさしさ”は相手の気持ちに立ち入らず、自分も相手も傷つけない見かけだけのやさしさである。確かに学生の頃はこの“やさしさ”を重視していたが、いつの間にどうやって克服したのか記憶にない。私は抜け出すことができたが、脱出できないまま人間関係に悩み疲れている大人も多いのだろう。我が子がそういう大人になって欲しくはない。 友達親子は論外だが、子どもの将来のためを考えて厳しく叱れるだろうか。つい自分の都合で声を荒げてばかりの毎日を反省。
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自分が他人に行なってる優しさすら、思いやり故なのか自己愛故なのか曖昧になってる部分が多いので、優しさに真正面から向き合ってみようと思いました。 自己愛で固められた優しさを振りまく人にはなりたくないな。
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