- 中古
- 書籍
- 書籍
- 1221-05-07
稀代の本屋 蔦屋重三郎
定価 ¥1,980
770円 定価より1,210円(61%)おトク
獲得ポイント7P
在庫なし
発送時期 1~5日以内に発送
商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 草思社 |
| 発売年月日 | 2016/12/15 |
| JAN | 9784794222480 |
- 書籍
- 書籍
稀代の本屋 蔦屋重三郎
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
オンラインストア上の価格と店頭価格は異なります
お電話やお問い合わせフォームでの在庫確認、お客様宅への発送やお取り置き・お取り寄せは行っておりません
値下げ前価格について
本価格は現中古販売価格の「値下げ前価格」となります。
直近約1か月間、値下げ前価格での販売実績があるものだけ表示しております。
稀代の本屋 蔦屋重三郎
¥770
在庫なし
商品レビュー
3.7
10件のお客様レビュー
「稀代の本屋 蔦屋重三郎」増田晶文著、草思社、2016.12.21 381p ¥1,944 C0093 (2025.03.21読了)(2025.03.14借入) 本屋としての蔦屋重三郎に重点があるので、吉原の話はあまり出てきません。吉原は、何度も火災で焼け出されて、吉原以外で臨...
「稀代の本屋 蔦屋重三郎」増田晶文著、草思社、2016.12.21 381p ¥1,944 C0093 (2025.03.21読了)(2025.03.14借入) 本屋としての蔦屋重三郎に重点があるので、吉原の話はあまり出てきません。吉原は、何度も火災で焼け出されて、吉原以外で臨時営業したという話は出ています。 蔦重は、本屋で成功して伸びていったとき、松平定信の寛政の改革で勢いを止められています。松平定信の老中在位は、1787年から1793年までです。写楽の登場は、1794年ですので、松平定信の退場のあとですね。 この物語は、歌麿と、写楽に重点があるようです。蔦重は、48歳で亡くなっています。 葛飾北斎や滝沢馬琴、十返舎一九なども登場しますが、彼らの活躍は、蔦重が亡くなってからですね。 <主な登場人物> ☆蔦屋重三郎(つたや・じゅうざぶろう)=蔦重(つたじゅう) 寛延三年~寛政九年(1750-1797) 江戸の名物本屋。話題作を連発する一方、才能発掘や価値創造にも卓越した冴えをみせた。 ☆喜多川歌麿(きたがわ・うたまろ/うたまる) 宝暦三年~文化三年(1753-1806) 天才的浮世絵師。重三郎との出逢いで美人画に開眼、抜群の才を誇った。春画でも卓越。 ☆山東京伝(さんとう・きょうでん)/北尾政演(きたお・まさのぶ) 宝暦十一年~文化十三年(1761-1816) 江戸を代表する戯作者。絵師として出発し流行作家となる。長きにわたり絶大な人気を得た。 ☆恋川春町(こいかわ・はるまち) 延享元年~寛政元年(1744-1789) 黄表紙なる江戸文芸の新分野を拓く。文ばかりか絵も洒脱で滑稽味に溢れる多彩多芸の人。 ☆朋誠堂喜三二(ほうせいどう・きさんじ) 享保二十年~文化十年(1735-1813) 人気戯作者。黄表紙を中心に作品多数。表の顔は武士で、出羽国久保田藩の江戸留守居役。 ☆北尾重政(きたお・しげまさ) 元文四年~文政三年(1739-1820) 浮世絵師。親分肌で京伝や政美を育てただけでなく歌麿、鳥居清長にも強い影響を与えた。 ☆大田南畝(おおた・なんぽ) 寛延二年~文政六年(1749-1823) 狂歌壇の領袖。早熟の文人で天明期に圧倒的な存在感を示した。蜀山人、四方赤良は別名。 ☆勝川春朗(かつかわ・しゅんろう)/北斎宗理(ほくさい・そうり)/葛飾北斎(かつしか・ほくさい) 宝暦十年~嘉永二年(1760-1849) 浮世絵師。駆け出し時代に蔦重の知遇を得る。後に偉才を存分に発揮、絵師として大成する。 ☆滝沢瑣吉(たきざわ・さきち)/曲亭馬琴(きょくてい・ばきん) 明和四年~嘉永元年(1767-1848) 読本作家。京伝の紹介で蔦屋に寄宿。寛政期から著作に専念、読本で随一の物書きとなる。 ☆重田幾五郎(しげた・いくごろう)/十返舎一九(じっぺんしゃ・いっく) 明和二年~天保二年(1765-1831) 戯作者。瑣吉と入れ替わるようにして蔦屋へ。『東海道中膝栗毛』の大成功は享和期のこと。 ☆斎藤十郎兵衛/東洲斎写楽(とうしゅうさい・しゃらく) 宝暦十三年~文政三年(1763‐1820) あまりに衝撃的な大首絵で突如現れ、消えていった謎の浮世絵師。その正体は? 阿波藩お抱え能役者 【目次】 序章 画帖 第一章 吉原 第二章 細見 第三章 耕書堂 第四章 狂歌連 第五章 満帆 第六章 春町 第七章 歌麿 第八章 しゃらくせえ 第九章 魔道 終章 蜉蝣 あとがき 参考文献 ☆今後読みたい本 「喜多川歌麿女絵草紙」藤沢周平著 「手草心中」井上ひさし著 「吉原手引草」松井今朝子著 ☆関連図書(既読) 「べらぼう(一)」森下佳子作・豊田美加著、NHK出版、2024.12.20 「平賀源内(学習漫画・日本の伝記)」蔵持重裕立案・古城武司漫画、集英社、1988.11.23 「歌麿の世界」渋井清著、日経新書、1968.05.23 「浮世絵」瀬木慎一著、潮新書、1972.05.25 「浮世絵」高橋鉄著、カッパブックス、1969.07.05 「謎解き 広重「江戸百」」原信田実著、集英社新書、2007.04.22 (「BOOK」データベースより) 山東京伝や恋川春町らで世を沸かせ、歌麿を磨きあげ写楽を産み落とした江戸随一の出版人・蔦重。出版者であり編集者であり流通業者であると同時に、流行を仕掛け情報を発信する辣腕メディアプロデューサーでもある。そして何より、新しい才能を見出し育てあげて世に出し、江戸の日本の文化を変えた巨大な創造者でもあった。時に為政者の弾圧にあいつつ「世をひっくり返す」作品を問いつづけた稀代の男の波乱の生涯を、江戸の粋と穿ちが息づく文体で描き切った渾身の時代小説!
Posted by 
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
再来年の大河ドラマの予習として。 蔦屋重三郎の名前は以前からなんとなくは知っていたけれど、この時代の名だたる戯作者や絵師たちとこんなにも深く関わりを持っていたとは驚いた。 「蔦が絡まるのは自然の道理。江戸中を蔦屋の本で覆いつくしてしまいたい」 江戸一の本屋、と名高い蔦屋。 本屋といってもただ本を売るだけでなく、常に時代の流行に目を配り、時に流行を仕掛け発信して、江戸文化を創り上げていたといっても過言ではない。 「私が扱う本や絵からは、粋っていう名の霊気がほとばしる」 数多ある戯作者・絵師たちの中から、これぞと見込んだ才のある者を見抜き育てる辣腕プロデューサー。現代で言う秋元康さんのような感じ? 嫉妬渦巻く同業者など敵も多かったことだろう。 財と愛情をこれでもか、と注ぎ込んだ戯作者・絵師たちからは恩を仇で返されることもしばしば。 「たった一度の人生だからこそ粋に生きなきゃ。なるたけ愉しく、おもしろく」 "江戸っ子の粋"にこだわり続けた男・蔦屋重三郎。 為政者の弾圧なんてもろともせず、常に初志貫徹な男の生き様は、もはや天晴としか言いようがない。 喜多川歌麿、山東京伝、恋川春町、北尾重政、葛飾北斎、曲亭馬琴、十返舎一九、そして写楽。 江戸文化に欠かせないこれらの戯作者・絵師たちを誰が演ずるのか、再来年の大河ドラマが今から楽しみで仕方ない。
Posted by 
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
2023.5.3市立図書館 2025年の大河ドラマが森下佳子脚本「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」と決まり(期待大)、主役の蔦屋重三郎とその時代についていまのうちに予習しておくべしと思ってひとまず一冊目は小説仕立て。おかげですいすい読んで時代と人に親しむことができた。 18世紀後半の江戸に生き、1冊あればそれを何人もが読み話題にもする「本」というメディアの可能性に目をつけて、さまざまな草双紙(絵入り読みもの)や画文集をてがけた主人公。アイデアとセンスはいくらでもあるけれど、抜きん出た文才や画才が自身にあるわけでなく、才能のある人をみつけては面倒を見て育てて売り出していくプロデューサー肌。現代で言えば福音館書店の松居直さんのような人だろうか。とはいえ現代の絵本の世界は世間に気兼ねする必要はない一方で、江戸の吉原をゆりかごとする艶本の世界は世間(お上)への反骨精神や攻防もあってそこは宮武外骨や戦時下の出版と重なる。 周辺の人物についても、キャラ設定や肉付けのしかたはまた違うのだろうけれど、朋誠堂喜三二と恋川春町に山東京伝、喜多川歌麿に謎多き東洲斎写楽そしてかけだしの葛飾北斎、曲亭馬琴に十返舎一九と個性派の戯作者や絵師が揃っている。多くが文と絵の二刀流ということにはおどろく。「善玉/悪玉」の考案者のような雑学ネタや浮世絵の製作工程の描写もおもしろかった。そして終盤のクライマックスは絵師との心身消耗する格闘の末に謎多き写楽の一連の作品がうまれるところ。読んでいる方まで息が切れそうだった。 この作品では懇意の遊女紫野と妻女以外には女性がほとんど登場しなかったが、森下さんはこの世界をどうふくらませ料理するのだろうと楽しみが増してきた。 まだまる一年以上あるし、『蔦屋重三郎 江戸芸術の演出者』(講談社学術文庫)あたりも読もう。「別冊太陽」で浮世絵にお近づきになって、タイトルしか知らない黄表紙や井上ひさしの「手鎖心中」あたりも読んどくといいのかな…(巻末の参考文献からいろいろメモしとこう)
Posted by 
