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月とライカと吸血姫(1) ガガガ文庫
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月とライカと吸血姫(1) ガガガ文庫

牧野圭祐(著者), かれい

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月とライカと吸血姫(1) ガガガ文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 小学館
発売年月日 2016/12/20
JAN 9784094516470

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月とライカと吸血姫(1)

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商品レビュー

3.8

6件のお客様レビュー

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2021/12/25

赤月ゆにが紹介していたので買って積んでいたのを読みました。 人間は愚か…。 宇宙系は読むのが初めてでしたが、人物描写多めで楽しく読めました。 ソ連、おそロシア。

Posted by ブクログ

2021/04/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ソ連をモチーフにしたツィルニトラ共和国連邦と、アメリカをモチーフにしたアーナック連合王国の宇宙開発競争をテーマにした作品。舞台は共産主義国家ぽい(あんまり唯物してないとかの差異はあるけど)が別にレフトノベルではない。時代は近現代だが、吸血鬼という人種を加え、仄かにファンタジーな香りが漂う。ボーイミーツガールとして普通に面白く、実験のモルモットたる吸血姫への葛藤がよく描かれている。スケートのシーンの通り抜けるような吸血姫の美しさ、夜空を衝くような美しさ、月軌道ランデブー方式の想像、いずれもバレエのような美しさとても好き。アメリカではなくソ連を選ぶことでオーロラの麗しさ、氷の湖、雪国など日本人のあまり詳しくない要素がたくさん出てきて、さらに妖しく甘美な吸血鬼という異種を加えたことで物語に神秘性が増している。 ライトノベルというガワを被ってはいるが、テーマは人類史上最も人の命の軽かった国のラブストーリー。しかも片方は人間以下の存在とされている。あらゆる人間に人間以下とされながら高潔さを一切失わないヒロインには尊敬すら覚える。好き。『愛しのあなたへ』はちゃんと英語歌詞でやってくれよ。 ライトノベルのガワを被っているが、描いている中身はレイシズム、東西冷戦、宇宙開発の暗部、キューバ危機など、ヘヴィノベルと言ってもよかろう。 作者は相当な宇宙好き。火星の衛星のフォボスとダイモス(『不安』と『恐怖』)は人工衛星なのではという話を持ってきた。50~60年代の有名な話でかのカール・セーガンも人工的要素を指摘していたらしい。 そして2巻の最後。あまりにも革命的。革命勢力に対する革命勢力として仕事を果たす。そしてそれがゲルギエフやリュミドラの想定通りなのも恐ろしい。二人は本当に月に行けるのか。 共和国編が終わり3巻からは連合王国編へ。 今度は共和国の「ライカ」ではなく、連合王国の「ライカ」でのストーリーになる。こちらは資料が多いせいか描写が丁寧。また、当時は新技術のcomputerの話や、人種差別(厳密には異種差別?)、男女差別の話など、知的流暢性の高いストーリーが繰り広げられる。 設定がとても深い。独特の諺や葬儀、食物など、世界が深まる。 っべーーーー! レイシズムやキューバ危機やら、一個人はどうしょうもなく無力になってしまうような問題に立ち向かうバートやカイエ、小心者のくせに豪胆で手に汗握る。本当に面白い。作者天才か? 天才か。

Posted by ブクログ

2021/01/30

ソ連っぽい国とアメリカっぽい国が宇宙開発競争する時代 犬と人間の間に吸血種族の少女を実験体として宇宙に送るというお話

Posted by ブクログ

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