埋れた牙 講談社文庫

堂場瞬一(著者)

• 販売会社／発売会社: 講談社
• 発売年月日: 2016/12/15
• JAN: 9784062935593

商品レビュー

2024/05/01

いただき本

10年ごとに地方出身の女子大生が失踪。これは偶然なのか、事件なのか。

なんとなくぼんやり、犯人像が浮かびましたが、実は偶然ではなく必然だったのかも？と思うと深い。

2023/01/23

読み始め。妙に同級生と再会する主人公。定年が近づいていることに気づいてしまった年頃。20才ほどの女性の行方不明事案を暇だから追う展開。若手女性刑事を認めていく過程。少しばかり飽きてきたところに、急転直下の容疑者自宅突入！
この辺りから、ぐわーって読めたが、結末は説明ばかりのお話し。少し残念な感じでした。若手女性刑事のこともいつのまにか忘れてしまってるようでした。
あんまりおすすめできません。

2021/10/10

武蔵野市が舞台。
なんかどこかで読んでいると思ったら違った。
高村薫と今野敏がそれぞれ武蔵野市が舞台にした作品があっただけだった。

住みたい町ナンバーワン武蔵野市。
大きな公園があり、商業施設が並び住みやすそうな街では歩けれど、そこで10年に一度のスパンで20歳前後の女性が失踪していた。
解決の仕方が適当というか大雑把というか行き当たりばったりな感じがあったかも。主人公の相方の新人女性刑事の性格がつかみにくい。他の作品の女性刑事がそれなりに仕事ができたり細やかな気遣いのできる人がいたりするのでこういうドジっ子というか空気の読めない対応は珍しい。
謎解きの部分は政治家の圧力から抵抗していく刑事の姿が堂場作品らしくこの主人公でシリーズが続くといいなと思ったり。
武蔵野市でそれほど事件が起こるか分からないけど。