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わが憲法人生七十年

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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 新日本出版社 |
発売年月日 | 2016/11/01 |
JAN | 9784406060684 |
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わが憲法人生七十年
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畑田重夫さんといえば、一般的に知られているのは、1987年1991年の東京都知事候補としてであろう。その時の畑田さんの肩書きが「国際政治学者」だったことが、私のずっと昔に感じた疑問だった。元○○大学教授だとか、元弁護士とか、元代議士とかならば候補者になるのもわかる。泡沫候補ならば...
畑田重夫さんといえば、一般的に知られているのは、1987年1991年の東京都知事候補としてであろう。その時の畑田さんの肩書きが「国際政治学者」だったことが、私のずっと昔に感じた疑問だった。元○○大学教授だとか、元弁護士とか、元代議士とかならば候補者になるのもわかる。泡沫候補ならば、それも有りだろう。しかし、彼は二回とも三位になっている有力候補だったのだ。 その後、私は平和委員会に関わる事になり、代表委員だった畑田さんを真近に見る事も多くなり、その学識と人格の高さに触れる事になる。今回、この書を通じて畑田さんがどのようにして、日本の民主的諸運動の代表者になっていったのかを知る事が出来た。 畑田さんは、東京大学法学部出身。昭和18年の学徒出陣世代である。戦後復学して、いっとき内務省に勤め、「将来警視総監の地位は間違いないのに」と慰留されながらも嫌気がさして名古屋大学へ。1962年教授になる直前に野に転身する。毀誉褒貶ではない。戦後、憲法に接してからは一貫して憲法人生を歩んでいる。 東大在学中に官僚制度に道を開く「高文」制度廃止運動を起こし、結婚時には夫婦の苗字を妻とのジャンケンで決めて畑田姓になり、名大時代は国鉄の労働者の仕事に添乗して途中下車した後は一貫して労働者学習組織に身を置いた。また、「安保条約は諸悪の根源である」ということを広く世に宣伝して来たのも、名大時代の研究結果であった(ちなみに、この言葉は岡山県平和委員会元会長の十八番だ)。畑田重夫さんがずっと第一線の研究者として、労働者と共に生きてこられたのは、畑田重夫さんの意思以外の何物でもなかった。 「金を残す人生は下、仕事を残す人生は中、人を残す人生は上」という人生だった。今年94歳。戦争時、最前線に行けないほど病弱だった畑田さんがここまで長寿を果たしているのは、おろしたてのニンニクをオブラートに包んで毎食後に食べる事を継続しているからかもしれないが、もう一つは東部第63部隊2000人中、存命なのは畑田重夫さんだけという「使命感」があるからだろう。いつまでもお元気でいて欲しい。 2017年5月4日読了
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