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断頭島 竹書房文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 竹書房 |
発売年月日 | 2016/11/30 |
JAN | 9784801908970 |
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商品レビュー
2.8
5件のお客様レビュー
仕事で失敗し、アパートを追い出されそうになっていたマーラの元に舞い込んだおいしい話。億万長者が所有する島の管理をする“点灯員(ランプライター)”という仕事だった。税金逃れのために所有する邸宅に住んでいる形跡を示すため、毎日電気とガスを使うだけというもの。それなのに驚くほど破格の給...
仕事で失敗し、アパートを追い出されそうになっていたマーラの元に舞い込んだおいしい話。億万長者が所有する島の管理をする“点灯員(ランプライター)”という仕事だった。税金逃れのために所有する邸宅に住んでいる形跡を示すため、毎日電気とガスを使うだけというもの。それなのに驚くほど破格の給料。しかし一年、その島に拘束され、そこでの厳格な規則に従わねばならない。 多少違和感はあったものの、島での生活は同じ点灯員仲間のジェシーやピエトロと仲良くなり、禁止されているドラッグや酒も楽しんだりしていた。 一方で島の中に残虐な殺戮者が存在し、遠くから彼らを観察していたのだった…… 「おいしい話には裏がある」な始まりかたから、島には殺人鬼がいることがわかって、マーラたちといつ対峙するんだろうという興味で読み進めていくと、とんでもない結末が待っている。 ホラーなんだけど……ただのスラッシャーではないと言っておく(笑)。たしかにグロいし、人体破壊描写も容赦ない。けれども、ここまでいくと、もうマンガ的というか、個人的には怖くはなかった。 あとこの著者は映画の脚本や監督を手がけたキャリアがあると聞いて納得。文章が映画みたい。一つのエピソードの中で複数の視点(心情)が次々描かれて、若干混乱する。映画ならば複数のカメラで各登場人物を同時に撮ってる感じと言えばいいのか……。生意気なことを言わせてもらうと小説としては読みづらさを感じた。 でもブラムストーカー賞ノミネート作品らしいから……訳者のせいだろうか(失礼)。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
こういう舞台設定の場合、真相がある意味キモなんだけれど、その点ではちょっと個人的に期待外れ。よくあるサイコキラーとか怪物の仕業、みたいなありきたりのオチにしなかった分だけいいのかもしれんけど。 結末は何とはなしにバーカーの「ミッドナイト・ミートトレイン」を思い出した。 しかしねぇ……このセンス皆無の邦題はどうにかならなかったものか。ミスリードどころか全然違うじゃん(竹書房文庫の邦訳作品はよくやらかしてるが)。
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はぁ〜? 訳者あとがきに在るのとは違った意味で「呆然」だよ!なんかわかんないけど「返してっ!」って絶叫しちゃったよ!これほど一年の締めくくりに相応しくない本はあるまいて(T^T)
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