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家康(一) 自立篇
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家康(一) 自立篇

安部龍太郎(著者)

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家康(一) 自立篇

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 幻冬舎
発売年月日 2016/12/22
JAN 9784344030510

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商品レビュー

3.9

9件のお客様レビュー

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2019/03/16

新人経営者家康のけっしてネガティブに落ち込まない描写がとても好感できる

▼「首尾よく何十挺かを奪い取ったとしても、鉄砲を使い続けるには火薬と鉛弾が必要です。・・商人を敵に回すわけには行かないのでございます。」 序盤に松平元康を諭す石川数正のこんな会話が入れられる。 この時代、何万石とかどれだけ金銀を領内から産出するとかなどという領地の第一次産業的...

▼「首尾よく何十挺かを奪い取ったとしても、鉄砲を使い続けるには火薬と鉛弾が必要です。・・商人を敵に回すわけには行かないのでございます。」 序盤に松平元康を諭す石川数正のこんな会話が入れられる。 この時代、何万石とかどれだけ金銀を領内から産出するとかなどという領地の第一次産業的な生産力の多寡ではなく、流通を制し経済力をつかむ者が覇者となる必然を家康は同盟者織田信長を通して学んでいく。 ▼当時の物流において、和船の回航力の限界、それゆえの濃尾、近江の流通ルートとしての重要性が信長の背中を追いながら家康に理解されていく。 「天下を尾張にする」という信長の経済センスによる勢力拡大策は、抵抗勢力に阻まれながらも、民衆や国衆レベルに歓迎され富国の要点を押さえたプロジェクトとして分かりやすく展開されていく。 著者のストーリー展開を生み出す脳裏にはケインズやアダム・スミスがあるようだ。歴史作家にはあまり見かけないロマンの展開手法にワクワクさせられる。 ▼エネルギッシュな信長の行動に、愚直なまでに律儀についていきながら人間としてビジネスマンとして成長していく若い家康の魅力が活写されている。 グローバルな視点を持った信長が戦国を制していく必然性と、やがてその天下を継承して長期政権を統治するであろう家康の交流を軸に、最強の敵、武田信玄に三方ヶ原で敗れ、そして家康が復活の兆しを見せるところまでが第1巻では描かれる。 ▼全5巻とされる本作品の第1巻「自立編」では、徳川ドリームを理解するに欠かせない新人経営者家康のけっしてネガティブに落ち込まない描写がとても好感できる。

柳生聡

2023/04/06

「家康(一)自立篇」安部龍太郎著、幻冬舎、2016.12.20 454p ¥1,836 C0093 (2023.04.06読了)(2023.03.31借入) いくさの詳細や駆け引きというか外交戦略がよく書かれています。かなり面白く読めました。一向一揆については、ほとんど触れられて...

「家康(一)自立篇」安部龍太郎著、幻冬舎、2016.12.20 454p ¥1,836 C0093 (2023.04.06読了)(2023.03.31借入) いくさの詳細や駆け引きというか外交戦略がよく書かれています。かなり面白く読めました。一向一揆については、ほとんど触れられていません。 4月5日のBSプレミアム「英雄たちの選択」で元亀元年の家康が取り上げられていました。信長に呼ばれて上洛し、その後、朝倉攻めに参戦し、浅井軍の裏切りにより逃げ帰り、更に浅井長政を攻めるための戦に呼ばれ、その後信玄との闘いへと進む当たりのところです。 面白く視聴しました。その際、見付城の話が出て、家康が見付城を本拠にするために普請を進めていたところ、信長から天竜川の向こう側に城を造るのはやめた方がいいと言われ、ほぼ出来上がりつつあったのをあきらめ浜松城の拡張に変更した、という話がありました。最近明らかになった話のようです。天竜川の向こうでは、信長が援軍を送るのに大きな川が間にあるのは不都合という理由のようです。 【目次】 第一章 桶狭間 第二章 清洲同盟 第三章 信康の婚礼 第四章 宿敵武田 第五章 天下の争乱 第六章 三方ヶ原 ☆関連図書(既読) 「どうする家康(一)」古沢良太作・木俣冬著、NHK出版、2022.12.10 「覇王の家 前編」司馬遼太郎著、新潮社、1973.10.25 「覇王の家 後編」司馬遼太郎著、新潮社、1973.10.25 「徳川家康」松本清張著、角川文庫、1964.01.20 「下天は夢か 一」津本陽著、講談社文庫、1992.06.15 「下天は夢か 二」津本陽著、講談社文庫、1992.06.15 「下天は夢か 三」津本陽著、講談社文庫、1992.07.15 「下天は夢か 四」津本陽著、講談社文庫、1992.07.15 「下天は夢か 信長私記」津本陽著、新潮文庫、1994.09.01 「秀吉 上」堺屋太一著、日本放送出版協会、1995.12.21 「秀吉 中」堺屋太一著、日本放送出版協会、1996.04.30 「秀吉 下」堺屋太一著、日本放送出版協会、1996.10.12 「武田信玄 風の巻」新田次郎著、文春文庫、1975.07.25 「武田信玄 林の巻」新田次郎著、文春文庫、1974.10.25 「武田信玄 火の巻」新田次郎著、文春文庫、1974.11.25 「武田信玄 山の巻」新田次郎著、文春文庫、1974.12.25 (「BOOK」データベースより)amazon 今川義元の元で人質として忍従の日々を過ごしていた松平元康。しかし、桶狭間の戦いにおいて義元が織田信長に討たれると、その混乱に乗じて岡崎城へ入城し今川氏と決別。信長と清洲同盟を結ぶ。その後、名を徳川家康に改め、信長の盟友として、三河国・遠江国に版図を広げていく。だが、その先には宿敵・武田信玄との壮絶な戦いが待ち伏せていた―。新たな戦国史観を背景に、徳川家康の真の姿を描く。直木賞作家の戦国集大成。全五巻構想、大河小説第一巻!!

Posted by ブクログ

2022/10/17

徳川家康を新たな視点で描く。 安部史観というもので徳川家康を描いている。根本には、織田信長がやり遂げようとしていた事の再評価である。農業を中心とした旧来型の武士から、商いや流通をおさえ、全ての民が豊かになるようにしてたことである。 ところどころに、世界との関わりも意識しており、興...

徳川家康を新たな視点で描く。 安部史観というもので徳川家康を描いている。根本には、織田信長がやり遂げようとしていた事の再評価である。農業を中心とした旧来型の武士から、商いや流通をおさえ、全ての民が豊かになるようにしてたことである。 ところどころに、世界との関わりも意識しており、興味深い。 徳川家康と母親の於大の方との関係も、従来とは異なり、かなり踏み込んだものとなっている。

Posted by ブクログ

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