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二百十日・野分 岩波文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
| 発売年月日 | 2016/11/16 |
| JAN | 9784003600245 |
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二百十日・野分
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二百十日・野分
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商品レビュー
4.3
3件のお客様レビュー
複数の中篇小説を収録した本作は、軽快な会話と深いテーマを巧みに織り交ぜています。『二百十日』では、金持ちと貧乏人の対比を通じて、社会の不条理をシニカルに描写し、圭さんと禄さんの愉快なやりとりがテンポよく展開されます。まるで落語を聞いているかのような心地よさがあり、登山中のハラハラする出来事も印象的です。一方、『野分』では道也先生の講演が力強く、特に「趣味は人間に大切なものである」という言葉が心に響きます。金持ち批判の視点が一貫しており、漱石の社会へのメッセージが鮮明です。全体を通して、軽妙さと深い考察が共存する魅力的な作品です。
※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。
金持ちの禄さんと、貧乏だが腕っ節の強い圭さんが阿蘇山に旅をする話。地の文が少なくて会話文が多いため、テンポ感のある2人のやりとりが心地いい。まるで落語を聞いているようだった。華族や富裕層をシニカルに批判して社会の不条理が浮き彫りになっていく。金持ちがのさばる世の中に苦言を呈する様...
金持ちの禄さんと、貧乏だが腕っ節の強い圭さんが阿蘇山に旅をする話。地の文が少なくて会話文が多いため、テンポ感のある2人のやりとりが心地いい。まるで落語を聞いているようだった。華族や富裕層をシニカルに批判して社会の不条理が浮き彫りになっていく。金持ちがのさばる世の中に苦言を呈する様が爽快だった。登山中に禄さんが体格のいい圭さんに置いていかれたり振り回される場面も愉快で面白かった。
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『草枕』の後、4作目『二百十日』と5作目『野分』の二つの中篇小説を収録(この後は『虞美人草』、『坑夫』、前期三部作……と続く)。 『二百十日』 2作目の『坊ちゃん』にも通じる愉快なところもあり、生真面目な『草枕』の後とは思えなかったです。作中の宿の隣室の会話や肥後訛りの下女との...
『草枕』の後、4作目『二百十日』と5作目『野分』の二つの中篇小説を収録(この後は『虞美人草』、『坑夫』、前期三部作……と続く)。 『二百十日』 2作目の『坊ちゃん』にも通じる愉快なところもあり、生真面目な『草枕』の後とは思えなかったです。作中の宿の隣室の会話や肥後訛りの下女との楽しげな会話のやりとりは、とても面白かったですね。また、ディケンズの『二都物語』が会話に出てきたのが興味深かったです(早く読め自分……汗)。後半、阿蘇山の火口に向かう道中でのハラハラする出来事も良かった。ただ、圭さんと碌さんの二人の主人公が、途中でどちらが話しているのかわからなくなるところがあり、漱石が勢いに任せて書いたのかなとも思いました。勢いといえば、『坊ちゃん』もそうですが、読んでいて会話のやりとりなどは、北野武が好きそうな文章だなと感じました。 ところで、この作品は何か既視感があると思ったら、梅崎春生『桜島』を読んだときの様子と記憶が混同したようで……阿蘇と桜島で違いはありますが。当然、漱石の方が先ですけどね。 『野分』 後半の道也先生が語る講演は、ちょっと独りよがりな気もしないではないですが、途中に書かれている「解脱と拘泥……憂世子」という道也先生の著作とされる作中の記事がいいですね。特にP169の「趣味は人間に大切なものである。」から始まる文章が好きです。あと、P220で厭世家で皮肉屋と紹介される主人公の一人である高柳君が、道也先生に「罪悪も遺伝するものでしょうか」と問いかけた後の二人の会話がいいですね。ラストは、ちょっと駆け足気味なのが残念かな。 それにしても『二百十日』以上に金持ち批判の本作を読むにつけ、漱石はホント金持ちが嫌いなんだなと思いました。そういえば、最近読んだ『道草』もそうでしたね。
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道也先生の演説パートがとてもよかった。共感できない部分もあるけれどあんなに長いのにスラスラ読めて、力の籠もった文章だなと感じた。 もう少し若かったら刺さってたと思う
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