死んでもずっと友達だよ ケータイ小説文庫

神田翔太(著者)

• 販売会社／発売会社: スターツ出版
• 発売年月日: 2016/11/25
• JAN: 9784813701767

商品レビュー

2020/09/22

親友の夏希が学校の屋上から飛び降り自殺をした。突然の出来事に落ち込む香澄とグループチャットのメンバー。しかし、その翌日も死んだはずの夏希からメッセージが届いた。あり得ない状況に戦慄するが、それはまだ序章に過ぎなかった。

携帯ホラー小説。突如自殺した友人をめぐる物語。自殺した友人がひとりぼっちは嫌だと、学校でも仲良くつるんでいるグループチャットのメンバーを一人ずつ死の淵へと引きずり込んでいく。夏希の幽霊が度々出てくるが、出現したときの様子が、同じような描写なのでただ、登場人物たちの行動に困惑することが多々あった自殺の原因を日記から探るシーンでは「自分の家庭環境が最悪で、つらい、でもこんなこととみじめで友達に言えない」って繰り返し繰り返し夏希が書いてるのに、読んでいる香澄が「どうして話してくれなかったんだろう……」って何度も言っており、首をひねるばかりだった。みじめに思われたくないから話せないって何度も言っとるがな！と思わず突っ込み。香澄に悪意はないのだろうが、、恵まれた環境とそうじゃない環境の差が理解できてなさ過ぎて、上から目線に感じてしまう。というか、私なら助けてあげられたみたいな感じが思い上がってるみたいでやや鼻につく。