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女生徒 乙女の本棚
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女生徒 乙女の本棚

太宰治(著者), 今井キラ

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女生徒 乙女の本棚

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 立東舎
発売年月日 2016/11/25
JAN 9784845628780

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商品レビュー

4

31件のお客様レビュー

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2025/01/15
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※このレビューにはネタバレを含みます

中学生ぐらいの女の子の視点で、1日の生活模様が書かれているお話。 特別な刺繍を施したアイテムをこっそり身につける感覚、自分は特別なんとも思っていないけど相手は親友と思ってくれている関係、外面の良い母親を見て苛立つ瞬間、2匹の犬の片方だけを可愛がる残酷さなど、作者は女の子だったことがあるのではないかと思うような場面が多々あった。 若さの特有の苦しみを、「大人になれば苦しくなくなります」って受け流すことは、確かに根本的な解決策ではないなと思ったけど、そういう苦しみは自分自身でしか取り除けないことだから、他人はそう言うしかないことだとも思う。 文字数が多いからか挿絵は少なめだが、印象的な絵ばかり。

Posted by ブクログ

2024/11/25

太宰治はこんな文も書いたのか、乙女そのものだと驚愕した。自分も周囲もなんだかわからないけれど醜く見えていやらしいと思ってしまったり、さっきまで憎くて仕方がない感情がどこかにいってやっぱり好きだと思ってみたり、いきものにですら優劣をつけて自分の感情を大きく汚す感じ。たたみかけるよう...

太宰治はこんな文も書いたのか、乙女そのものだと驚愕した。自分も周囲もなんだかわからないけれど醜く見えていやらしいと思ってしまったり、さっきまで憎くて仕方がない感情がどこかにいってやっぱり好きだと思ってみたり、いきものにですら優劣をつけて自分の感情を大きく汚す感じ。たたみかけるような女生徒の心情の流れに身を任せていると、「あ、自分もこうだったかも」と思えてくる。浮き沈みのおおきな得体の知れない感情に翻弄されつつ自分の【ほんとうのきもち】には気が付かない、辿り着けない。 まだまだ子どもなのだ。 イラストの今井キラ氏がまた文に彩りを添えている。美麗で耽美なイラストがとても良い。本棚に一冊あると素敵だろうな。

Posted by ブクログ

2024/08/07

ずっと気にはなっていたのに手を出していなかった「乙女の本棚」シリーズ。 第1弾で太宰2冊に萩原朔太郎って、乙女の概念とは……とは思ったけど、皆まで言うな。 巻末エッセイに最果タヒ、著者紹介の語り口など、存分に""楽しんで""編集されているシ...

ずっと気にはなっていたのに手を出していなかった「乙女の本棚」シリーズ。 第1弾で太宰2冊に萩原朔太郎って、乙女の概念とは……とは思ったけど、皆まで言うな。 巻末エッセイに最果タヒ、著者紹介の語り口など、存分に""楽しんで""編集されているシリーズだなと感じる。 まあ「女生徒」は国語の教科書アルアルだし、いいのかな。 むしろ女学生か…?? 今井キラ女史のアンニュイな少女像の挿絵が、これまた似合う。 太宰のヒロイン像ってどこかファザコン気質だと思うんだけど、なんでだろうね。 あと女生徒はラストのフレーズがいいね。 太宰はなんだかんだで結局キラーフレーズが上手い。

Posted by ブクログ