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よるのばけもの
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 双葉社 |
| 発売年月日 | 2016/12/07 |
| JAN | 9784575240078 |

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商品レビュー
3.7
238件のお客様レビュー
【私の評価とブクログ(世間)の評価が、史上最大級に乖離しており恐いが、あえて言おう。この作品が好きだと。傑作だと。】 私が選ぶ住野よる作品ツートップのうちの1つ。 これまで読んできた小説の中でもトップクラスに入る。 本作は、よるになると突然ばけものに変わるようになってしまった...
【私の評価とブクログ(世間)の評価が、史上最大級に乖離しており恐いが、あえて言おう。この作品が好きだと。傑作だと。】 私が選ぶ住野よる作品ツートップのうちの1つ。 これまで読んできた小説の中でもトップクラスに入る。 本作は、よるになると突然ばけものに変わるようになってしまった中三男子の安達が、些細なことから夜の学校に忍び込むことを経緯に始まる。 忍び込んだ学校には、矢野という女子がなぜかいた。彼女は、クラスメイト全員からいじめを受けており、安達自身も直接手を下さないまでも、同調していた。 そんな昼と夜の学校を舞台に、物語は展開していく。 夜になるとばけものになり、矢野さんとの他愛もない会話を楽しむ僕。 昼になると人間の姿に戻り、矢野をいじめるクラスメイトに加担し、それを正当化する俺。 相反する昼と夜に苦悩し葛藤した末に、彼が選んだ自分とは... 私が好きなパートが特に終盤にかけてで、安達と矢野の関係性が本格的にこじれだす展開から、私の琴線をかき鳴らして、号泣してしまった。 一方で「矢野の話し方が読みづらい、頭の中に入ってこない」といった類の批評が、散見されるのが残念。 作中で、矢野が話している文量は、そこまで多くないし、読解に困るほどの 読みづらさではない。(読書 初級者の私でも、イメージはついたし、それほど苦にはなっていない。) 読むのを止めるにはもったなさすぎる。 彼女の生きづらさを表現する1つの手段として、受け止めることはできないのだろうか。 これを拒絶するなら 、文章表現の幅を狭めているように思うし、本作での「矢野」という登場人物を形作る上で、ベストな表現だと考える。 *****以下、ネタバレ要素あり***** 能登先生へのプレゼントを踏み壊す場面は、本当に辛くて切なすぎた。矢野さんのにんまり笑った顔が脳裏に浮かんで、自然と涙がこぼれた。 それでも最後に、安達くんは1歩踏み出した。 自分が中学生だった頃は、いつも周りを気にして、かっこつけて取り繕うのに必死で情けない学生時代だった。 いつしかそれにも疲れ果て逃げて、今に至っている自分とは、違う人生を安達くんは歩むんだと思う。 いじめは、「一」対「多」の構図が大半のイメージ。 1対1とか2対4とかは、ほぼないのではないか。 そういう意味では、安達くんの踏み出した1歩によって、「2」対「多」となり、いじめを止めたという見方もできると思った。 伏線関係については、夜の学校の警備員と鍵が開いている教室については、最後まで謎のままだった。 検索して皆さんのレビュを確認すると、能登先生疑惑がヒットしたが、作中では特に言及されておらず、行間からも私は読み取ることはできなかった。消去法で考えると、能登先生かもしれないけど、個人的に腑に落ちない。 他について(緑川関係など)は、ある程度読み解けた。 長々と書いておいて、最後に一番残念なことを1つ。 最近の住野よる作品が個人的な趣味に合わず、長い間遠のいているが非常に残念。原点回帰を期待したい。(1作目から3作目まで読了。) 抽象的で申し訳ないのだが、題材がなんだか狙いに行き過ぎている感があって、手に取るに至っていない。食わず嫌いなだけなのかも。すみません。 @手持ち本
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
夜だけ「化け物」に変身してしまう少年が、夜の学校でいじめられっ子の少女と交流する中で、教室に蔓延る同調圧力や人間の複雑さに直面し「本当の自分」とは何かを問いかける、切なくも心揺さぶる青春小説
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本当の気持ちをばけものとして捉える。そして、それを素直に受け入れることこそが大事。昼と夜の僕ととある同級生のやり取り。月日を重ねることで見えてくるものがあるのだった。素敵な物語でした。
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