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幻想綺帖(文庫版)(一) 朝日C文庫
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幻想綺帖(文庫版)(一) 朝日C文庫

波津彬子(著者)

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幻想綺帖(文庫版)(一) 朝日C文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 朝日新聞出版
発売年月日 2016/11/18
JAN 9784022690685

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商品レビュー

4.3

3件のお客様レビュー

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2023/07/06
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※このレビューにはネタバレを含みます

サキ「開いた窓」のコミカライズが収録されているとのことで購入。その他にも国語の教科書でおなじみ中島敦の「山月記」から泉鏡花に川端康成、翻訳作品ではレイヴァー「誰が呼んだ?」やモンゴメリ「嵐の夜に」などの翻訳作品、さらに「耳袋」や「今昔物語集」などの日本古典に中国の古典と幅広いラインナップ。コミックではあるが粒揃いの幻想譚アンソロジーだった。 妻を嫌って出て行ったはずの夫から、幼い娘の立てる音が煩いと妻を責める手紙が届く。次第に常軌を逸していく妻は……(川端康成「心中」)。掌編だが何とも厭でぞわりと来る話。何とはなしにこの夫の姿に文豪自身の姿が投影されている気がするのは穿ち過ぎか。 モンゴメリ「嵐の夜に」は原題「スモーキー島のハウス・パーティー」。睡眠薬の多量服用で亡くなった医師の前妻。その死の謎が物語のメインだが、「赤毛のアン」の著者モンゴメリがこんな話を書いていたとは。 芥川龍之介「夜半の膳」(『椒図志異』より)も自殺した前妻が登場する話だが、こちらは後妻と前妻の幽霊が真夜中親しげに膳を囲むという奇妙な話。 雪の日、かつて馴染みであった芸妓が久々に訪ねてくる「雪訪い」、橋のたもとの番小屋で通行料を取って暮らす母子「化鳥」の2編は泉鏡花。独特の美しい文体が時に引っ掛かってしまう自分にとってはわかり易くありがたい。「化鳥」は鏡花の母性思慕が色濃く表れた一編。 『耳袋』からは、翁の姿をして富農の家に長く仕え、人々から愛された狐の恩返し「藤の森のおぢい」、“幽霊とは恨みを告げるためだけに現れるのではないようだ”という二例を記した「幽霊、恩を謝する事」の二編。一方で同じ日本の古典『今昔物語集』からは、都で道案内を請うてきた女性が実は……という「近江の国の生霊が京に来る話」も。 レイヴァー「Somebody Calls」は創元推理文庫『恐怖の愉しみ(下)』収録の「誰が呼んだ?」。平井呈一翁の訳が元になっているのはちょっと嬉しい。 中国の古典からの「中国奇談」は、別荘に現れる尊大な物言いをする小人たちの正体「小人」と、山で遭難した青年が迷い込んだ屋敷で歓待される「陳宝祠」の2話。「小人」はラストが何とも中国らしいというか、日本だったらこうはしないだろうな、と苦笑。 サキ「開いた窓」、中島敦「山月記」はあまりに有名なので割愛。 この『幻想綺帖』、第2弾も出ているそうだが内容は玉藻前だとかでどうも食指が伸びない。第3弾が出るとしたらまたこういう傑作選アンソロジー的な内容にならないかな……。

Posted by ブクログ

2017/02/18

 幻想文学を漫画化した小品集。  いやあ、波津氏の美麗絵で読めるという至福。  そしてやっぱり「山月記」大好きです。  あのやるせない切なさ。うん、あれはやるせなさの話だと思うんだけど、そこんとこがすごく出ていたと思う。    あと、サキは面白いな。  もっと再評...

 幻想文学を漫画化した小品集。  いやあ、波津氏の美麗絵で読めるという至福。  そしてやっぱり「山月記」大好きです。  あのやるせない切なさ。うん、あれはやるせなさの話だと思うんだけど、そこんとこがすごく出ていたと思う。    あと、サキは面白いな。  もっと再評価されてもいいとおもうのだけど。  そんなこんなで、こういう感じのアンソロジーを読みたいなと思うのである。  昔、ハヤカワででてた、年ごとのイギリスミステリーの短編集、またやんないかなぁ。

Posted by ブクログ

2017/01/10

原作を読んだことが無い作品が多かったけれど、妖の世界を存分に楽しめた!(^o^)解説の東雅夫さんがまた、私が思っていた事を語って下さっておるられる!(°▽°)「鏡花夢幻」で泉鏡花のファンになったからか、やっぱり鏡花原作の話が好き♪

Posted by ブクログ

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