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五番町夕霧楼 P+D BOOKS
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 小学館 |
発売年月日 | 2016/11/08 |
JAN | 9784093522854 |
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五番町夕霧楼
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商品レビュー
3.8
4件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
「飢餓海峡」と同時期に出された作品で、上昇メロドラマ要素も強いと感じましたが、ヒロイン夕子を見守る、夕霧楼の女将のかつ枝さんが良かったです。夕子が櫟田から渡された粉薬を服用して寝込むあたりでは、櫟田が唯一とも言える自身の理解者である夕子の死期を悟りつつも失いたくないというように感じました。一方の夕子の櫟田に対する見方の中に「かわいそうな人」とありますが、優秀な頭脳を持ちながら吃音症のため、周囲に理解されない、受け入れられない彼を(精神的妹として)守りたいという意思を感じました。 本作品の16年後、三島由紀夫の「金閣寺」へのアンサーとして「金閣炎上」を発表されましたがそこへたどり着くまでの習作的要素もあったのかもしれないと考えました。 差別的な表現も出てきたり、吃音症の人物を取り上げるのはポリティカルコレクトの厳しくなった現代では共感を得にくいかもしれませんがこうした作品の存在を通して差別解消や他者の痛みに想いをはせる契機になるかもしれません。
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木樵の娘から京都で遊女になった夕子と、幼なじみでどもりの若い修行僧の悲恋を描く。なぜ僧は国宝の鳳閣に放火したのか、なぜ夕子は僧の後を追って自殺したのか、謎は明かされないが、それがかえって理不尽で哀しい。
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コテコテの京言葉での会話しかありませんが、何故だかかなり読みやすい。 まだ三島由紀夫の「金閣寺」は読んでいないので、犯人側にフォーカスが当たった作品との比較はできませんが、かつ枝視点で話が進んでいくことで、放火事件後は読者たる自分も自然と内情を知らぬ「ガヤ」の1人になって話が進...
コテコテの京言葉での会話しかありませんが、何故だかかなり読みやすい。 まだ三島由紀夫の「金閣寺」は読んでいないので、犯人側にフォーカスが当たった作品との比較はできませんが、かつ枝視点で話が進んでいくことで、放火事件後は読者たる自分も自然と内情を知らぬ「ガヤ」の1人になって話が進んでいくようで面白かった。
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