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五番町夕霧楼 P+D BOOKS
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 小学館 |
| 発売年月日 | 2016/11/08 |
| JAN | 9784093522854 |
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五番町夕霧楼
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五番町夕霧楼
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商品レビュー
3.6
10件のお客様レビュー
深い悲しみと美しさが交錯する物語が展開され、主人公・片桐夕子の生き様が印象的に描かれています。昭和20年代の京都を舞台に、貧しい寒村から遊郭へと身を売る夕子の姿は、彼女の内面的な葛藤を巧みに表現し、周囲の人々の視点を通じて浮かび上がります。彼女の健気さや、家族のために働く姿勢に心を打たれる読者も多く、特に彼女が抱える切ない運命が心に残ります。物語の中で起こる金閣寺の放火事件との関連もあり、夕子と修行僧との関係が進展する様子は緊張感を持って描かれ、最後まで目が離せません。色彩豊かな描写が印象深く、読後には京都の風景が鮮やかに思い浮かぶことでしょう。
※この内容はAIが作成したものであり、ブックオフ公式オンラインストアの見解や意図を示すものではありません。
あまりに有名な京都の銘菓、八ツ橋の「夕子」が この作品の主人公に因んで付けられた名であると 最近知った。 読後、色彩が瞼に浮かぶ。 与謝(丹後)半島の海の碧、 雪の白、その雪のような色白な夕子の肌、 京都の茹だるような暑さの中に映える木々の緑、 鳳閣(金閣寺)の燃え上がる炎の色...
あまりに有名な京都の銘菓、八ツ橋の「夕子」が この作品の主人公に因んで付けられた名であると 最近知った。 読後、色彩が瞼に浮かぶ。 与謝(丹後)半島の海の碧、 雪の白、その雪のような色白な夕子の肌、 京都の茹だるような暑さの中に映える木々の緑、 鳳閣(金閣寺)の燃え上がる炎の色、 そして、 彼岸花を染め抜いた浴衣の紅と、三尺帯の黄色 舞い落ちる百日紅の花びら…。 水上勉の作品は、深い深い悲しみの中にも しみじみとして美しさが漂う。 読後、その美しさと悲しみの中で 酔ったようにぼんやりとする。 今度、京都に行ったら、 「夕子」を土産に求めよう。
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とても印象的な本。 読み終えたあと、メラメラを赤い炎を上げて燃える寺と、汚れた着物を着て絶命している夕子の様子が脳裏から離れなかった。 金閣寺 という話と似ている箇所が多いが、本作は 娼妓として店に売られ、命を削りながら生き、儚く命を散らしていった夕子の生き様がメインのようだ。...
とても印象的な本。 読み終えたあと、メラメラを赤い炎を上げて燃える寺と、汚れた着物を着て絶命している夕子の様子が脳裏から離れなかった。 金閣寺 という話と似ている箇所が多いが、本作は 娼妓として店に売られ、命を削りながら生き、儚く命を散らしていった夕子の生き様がメインのようだ。 ただ、そんなふうに読んだとしても寺の炎上の事件はインパクトが大きく、読者の関心を掴んで離さない。 京都の寒村から京へやってくるというストーリーがまず良い。 薄幸そうなイメージを植え付け、男に頼らないと生きていけないという女の立場を明らかにするからだ。 小金が入ったからといって散財するわけではなく、病身の親へ送金する健気な夕子。 途中、貯金額が書かれている場面では不覚にも涙腺が緩みそうになった。 夕子の生真面目さに心が震えた。 フィクションとはいえ、こういう田舎者って多いんだろうなと想像できる。 そんな自分も田舎人間。いくつになっても浪費は怖くて出来ない。 かたや夕子はまだ19歳。 親の為に身を売って働く、立派である。 この話は夕子の内面的描写を避け、他の人物から見た彼女の姿によって、物語を進めていくところが特徴的だ。 夕霧楼の太客から嬲られていたり、問題の修行僧が何度もやってきても、作者は夕子の心情を決して描写することはない。 ただ、修行僧の正体が明らかになり、世間が彼に批判的な目を向けるようになったとき、やっと夕子の口は開かれるのだ。 失踪劇の終わりは夕霧楼の皆を驚愕させる。最後まで手を抜かないストラーリーテラーとしての水上勉が大好きだ。
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金閣寺の修行僧が引き起こした金閣寺の放火をモチーフにした小説。会話が多く、大変読みやすい。 本作では、金閣寺は鳳閣寺となっている。焦点を当てられるのは、京都府北部、与謝郡出身の片桐夕子。家が貧しく、母は病気のため遊郭で働くこととなる。じきに、当時故郷で恋仲となっていた鳳閣寺の修行...
金閣寺の修行僧が引き起こした金閣寺の放火をモチーフにした小説。会話が多く、大変読みやすい。 本作では、金閣寺は鳳閣寺となっている。焦点を当てられるのは、京都府北部、与謝郡出身の片桐夕子。家が貧しく、母は病気のため遊郭で働くこととなる。じきに、当時故郷で恋仲となっていた鳳閣寺の修行僧、櫟田との関係が判明する。そして櫟田は鳳閣寺を…、という内容。西陣にあった五番町の遊郭が実際にあるということも恥ずかしながら、はじめて意識することとなった。生きていくうえでの大変さというのが読み取れる気がする。作中には書いてないけど、つぶあん入り生八ッ橋「夕子」がこの作品の人物からというのもはじめて知った…
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