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雪の炎 光文社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 光文社 |
発売年月日 | 2016/11/09 |
JAN | 9784334773908 |
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雪の炎
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「新田次郎」の山岳ミステリ作品『雪の炎』を読みました。 『冬山の掟』に続き「新田次郎」の作品です。 -----story------------- 幾百もの生命を飲み込んでいる魔の山・谷川岳。 男女五人のパーティで縦走中、リーダーの「華村敏夫」だけが疲労凍死した。 兄の死に納...
「新田次郎」の山岳ミステリ作品『雪の炎』を読みました。 『冬山の掟』に続き「新田次郎」の作品です。 -----story------------- 幾百もの生命を飲み込んでいる魔の山・谷川岳。 男女五人のパーティで縦走中、リーダーの「華村敏夫」だけが疲労凍死した。 兄の死に納得のいかない妹の「名菜枝」は、遭難現場に居合わせたメンバーに不審を抱き…。 遭難事件に興味を寄せる謎の外国人や産業スパイ、恋心のぶつかり合い。 真相に迫るごとに、奇異な事実が次々と明らかに! 山岳ミステリーの異色作。 ----------------------- 原作は、光文社の女性週刊誌『女性自身』に1969年(昭和44年)8月23日号から19回にわたって連載された作品… 作者付記によると、1973年(昭和48年)にカッパノベルスで刊行される際には、ほとんど書き改めたようですね、、、 女性週刊誌に連載されただけあって、登山をテーマにしながらも、若い女性の愛と苦悩が描かれたミステリ作品に仕上がっていました。 同じ山岳会に所属する「華村敏夫」をリーダーとする、「和泉四郎」、「大熊菊雄」、「多旗洵子(たはたじゅんこ)」、「有部雅子」の男女五人のパーティは、土樽山荘から万太郎山に向けて吾策新道から谷川岳肩ノ小屋へ向かっていた… 大障子避難小屋を過ぎてから濃いガスの中を歩くが、ガスはやがて雨になり、風も強まり、体感気温は下がっていく、、、 「敏夫」はザックからザイルを出して、アンザイレンをして行動しようと指示するが、わがままな「洵子」だけはザイルに繋がれることを拒否する。 悲劇はここから始まった… 「洵子」はオジカ沢避難小屋に近い稜線上から突風性の強風で、雨に濡れた笹薮の中に滑落、、、 「敏夫」と「四郎」が救助に向かい、急斜面の下の窪地で倒れている「洵子」を発見する… 三人は暴風雨の中、ツェルトもなく、コンロで暖を取ることもできない状況でビバークを余儀なくされる。 そして、氷を融かした水のような冷たい雨を浴びた後、「敏夫」だけが疲労凍死し、「四郎」と「洵子」は生き延びて救出される… 慎重な兄だけが何故?兄の遭難死に疑問をもった妹の「名菜枝」は、その真相を追究しようと決心する。 本当に事故死なのか、それとも他殺なのか… 男三人、女二人のパーティには何があったのか? 「名菜枝」は兄の所属する山岳会の「高田進一郎」や、謎のドイツ人「ロックナー」の力を借りながら、少しずつ真相に近付いていく、、、 山行から生き残った「四郎」、「菊雄」、「洵子」、「雅子」と、「名菜枝」と「ロックナー」の六人が谷川岳に集い、天候の急変で蓬峠の避難小屋に入ってから、真相を追求するために「四郎」と「洵子」を問い詰めるところがクライマックスでしたね… 真相は、そうじゃないかなぁ と思っていた通りでしたが、寒さに凍える「洵子」から「すべてはリーダの責任よ」と言われたとはいえ、「敏夫」の判断は理解できなかったですね。 山屋の人たちの判断としては適切な行動なのかなぁ… それにしても、本作品でも、とんでもなくイヤな女性が登場しましたね、、、 「新田次郎」作品らしいといえばらしいのですが… やっぱり、実体験で何かあったんだろうなぁ、きっと。
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かなり古い小説だか、中身は現在でも十二分に伝わる話。 日本人の生命観を問う物語。 微妙に、現代日本とはズレ出しているかも知れない。
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