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木もれ日を縫う
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 2016/11/04 |
JAN | 9784087710151 |
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木もれ日を縫う
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商品レビュー
3.8
28件のお客様レビュー
失踪していた田舎の母と、東京でそれぞれ暮らす三姉妹の物語。 嫌っていた母や、疎遠にしていた姉妹と、絆を取り戻していく様子があたたかい。 パッチワークと山姥という組み合わせが不思議。山姥になったと言い張る母の過去も、最後には明らかになる。時代と環境なのかなぁ。 ラストのお花見...
失踪していた田舎の母と、東京でそれぞれ暮らす三姉妹の物語。 嫌っていた母や、疎遠にしていた姉妹と、絆を取り戻していく様子があたたかい。 パッチワークと山姥という組み合わせが不思議。山姥になったと言い張る母の過去も、最後には明らかになる。時代と環境なのかなぁ。 ラストのお花見が素敵。
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失踪した母が突然訪ねてきた?その母の雰囲気は、なんだか前と違うような感じがして戸惑う三女の紬。三姉妹それぞれに実家と距離を置きたく、実家をでてそれぞれの暮らしをしていた。果たして彼女は母なのか。山姥にまつわるファンタジーなのかと思ったが、実は! 柳川さんがいいアクセントだった。 ...
失踪した母が突然訪ねてきた?その母の雰囲気は、なんだか前と違うような感じがして戸惑う三女の紬。三姉妹それぞれに実家と距離を置きたく、実家をでてそれぞれの暮らしをしていた。果たして彼女は母なのか。山姥にまつわるファンタジーなのかと思ったが、実は! 柳川さんがいいアクセントだった。 少し前に見た相棒でも山の中をさまよっていて、ちょっと重なった。
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※このレビューにはネタバレを含みます
読み終わって、母の顔を見たら涙が溢れた。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー プライドが高く自身の弱さを打ち明けることを恐れ、仕事の人員削減の話さえも妻に相談できないない夫と、年収の高い夫とその子供を手に入れることを幸せだと思っていた絹代。 〜 これを読んで、 SEKAI NO OWARIの「Error」という曲の歌詞 「もちろん守る誰かがいるのは時に貴方を弱くするでしょう、でも弱さを知るということは強いということなの」 を思い出した。 この歌詞、あまり意味が分からなかった。 でも、今回の本を通して私なりの解釈をもてた気がする。 自分の弱さを知ること。相手の弱さを知ること。 これらが互いに成り立って初めて、 大切な人を守れるような。或いは大切な人と一緒に戦えるような武器を手にすることが出来るのではないかなと感じた。 この曲を聞く度に、この本を、このフレーズを思い出すんだろうなぁと思った。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー また、本作では漢字表記の「優しい」ではなく、 ひらがな表記の「やさしい」が使われていた。 相手に優しくすると、周りの人に褒められるから。良い人だと思われるから。そんな思いで相手に差し出す優しさは、ここでは世間体優しい周りの評価を気にした「優れている」という意味での「優しさ」だと思う。 一方で、相手を想いやる純粋な思いから差し出すやさしさは、あたたくて相手の心に何より染みる「やさしさ」なのではないかと思った。 私は、「やさしさ」を差し出せる人間でありたい。
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