自然と心が整う法則 カリスマの言葉シリーズ#006

小池龍之介(著者)

• 販売会社／発売会社: セブン&アイ出版
• 発売年月日: 2016/08/01
• JAN: 9784860086961

商品レビュー

2020/11/25

皆もそうしてるみたいですが、
私もコンビニで買いました。

カリスマ言葉シリーズの＃006だそうで、
お坊さんの小池さんは今や作家に転向しているかのように、
この手の自己啓発本を多く書いています。
自己啓発の本は、毎年読んでいて「どうせ同じなんでしょ？」とページを開きましたが、
お坊さんなので仏教からの教えを交えて書いた内容は、
他の啓発や心理学の本よりもグッと身近で読み易かったです。

背表紙に、こんな事が書いてありました。

「苛々しない、言い訳しない、せかさない。
比べない、繋がり過ぎない。」

現代社会の中で、どうやったら身軽で自由に生きていけるか、
コレは、そういう事を教えてくれる本です。

特に一章目の「煩悩から逃れる術」では、
【自業自得とは】【怒りについて】【自己経験】←人と自分は同じ境遇で生きていない
それから【傷ついている自分を気づく】【妄想と現実の違い】などを優しく教えてくれます。
他にも二章では【虚栄心】←褒められて有頂天になっても、其処に幸せは無い等の事が書かれてありますが、
第三章と第四章では、もっと現実的な面にも触れて行きます。
特に第三章の【人間関係のろくでも無さ】という考えは、目の前が開けて行くような気がしましたし、
【正論は言ったところで問題の解決にならない】という第四章の項目部分を読んで、
「なるほどね！」とも思いました。
そして【自己欲の為に使われる「正しさ」は正しくもなんともない】という部分を読み、
「うんうん！」と納得して読んだ自分も居ました。
【パートナーから一割程度頂く】
四章目でも納得する箇所が沢山。
自給率を上げるという事は、オリジナルティーを磨くという事。
自己幸福意識というのは、誰かと一緒や誰かのお陰や誰かの為という事では無く、
正義の自己愛からしか生まれない事も理解しました。

クリスチャンの私は仏教の教えや考えを知らず生きて来ましたが、
小池氏の書く事が仏教の教えなら、
心の中に滞り無く入って来るような気がした本でした。
「小池龍之介」は、良いお坊さんですね！