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米国人博士、大阪で主婦になる。 亜紀書房翻訳ノンフィクション・シリーズ
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 亜紀書房 |
発売年月日 | 2016/10/01 |
JAN | 9784750514413 |
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米国人博士、大阪で主婦になる。
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商品レビュー
4.7
3件のお客様レビュー
先ず日本の考え方とアメリカの考え方の違いを物語の中で、うまく表現してくれています。 アメリカの人々の価値観、 家事や子育てはアウトソーシングは当たり前で気兼ねなくできる事など日本とは違う文化・価値観があること キャリアウーマンが主婦になっていく苦悩やアイデンティティ 日本人の妻に...
先ず日本の考え方とアメリカの考え方の違いを物語の中で、うまく表現してくれています。 アメリカの人々の価値観、 家事や子育てはアウトソーシングは当たり前で気兼ねなくできる事など日本とは違う文化・価値観があること キャリアウーマンが主婦になっていく苦悩やアイデンティティ 日本人の妻になること 不妊治療などによる女性の苦悩など 自分が日本人で当たり前や何も思わないところ、言動や言葉遣いなどにも気になるところがたくさんあるんだろうなぁと思いました。 色々な価値観や文化の違いを知れてよかったです。 自分の当たり前が他人とは違うという事、気をつけなきゃなと思いました。
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これも渡辺由佳里さんの「ベストセラーで読み解く現代アメリカ」から。 とてもおもしろかった‼ 主人公にすっかり一体化してしまい、最後はだらだら涙を流しながら読んでいた。(今思うと、泣くシーンなどなかったような…。しかしそういうことは私にはよくあります) 日米国際結婚の物語。日米...
これも渡辺由佳里さんの「ベストセラーで読み解く現代アメリカ」から。 とてもおもしろかった‼ 主人公にすっかり一体化してしまい、最後はだらだら涙を流しながら読んでいた。(今思うと、泣くシーンなどなかったような…。しかしそういうことは私にはよくあります) 日米国際結婚の物語。日米のカップルって、言ってみればそれほど珍しくはないと思うのだけど(誰でも知り合いに一人二人いそう)、この本のカップルは、渡辺さんも紹介文に書かれていたけど、大変にレアなケースだと思う。 というのも、二人が出会ったのは、東アジアの企業の社員を対象とした短期のMBAクラスで、講師と受講生という立場。 この時点ですでにユニークなケースだなーとは思うけど、さらにおもしろいのは、この講師のアメリカ人女性は、自国以外の文化にはまったく興味がなく、生まれ育ったボストンでの快適な一人暮らしをこよなく愛し、アカデミックな仕事に野心を燃やしつつ、ややこしい男やら子供やらのいない自分の人生を常に神に感謝していた、というタイプなんである。おまけにアメリカ基準から言っても相当に裕福な家庭の出身。 そんな彼女の人生に、ろくに英語も話せず、とくにウィットに富んだ会話をするわけでもない日本人男性が入り込む余地なんてなかったはず。 ところが二人はあっという間に恋に落ち、やがてこの女性は、なんの魅力も感じない日本という国に、様々な迷いを抱えながら暮らすことになる。 彼女の思考のベクトルというか、価値観に、私は最初の数ページでいきなり激しく深く共感した。分かる、分かり過ぎるほど分かる、と。同じ種類の人間だ!とすら思った。(外側のスペックはレクサスとママチャリくらい違うが…) その後の彼女は、日本を相変わらず自分のホームとは思えないまま、私の目から見ると「典型的な日本の主婦」的な暮らしを始める。 正直に言って、私は夫の方にはなんの魅力も感じなかった。「ものっすごい、フツーの人だな」という印象。 家庭についての考え方は日本の一般男性よりはややリベラルかな?とは思うものの、古典的なところも多々あって、けっきょく妻側がすべてを譲歩して成立している結婚で、私は読みながらこの夫君に対して少しとげとげしい気持ちにもなった。 「グッド・シュフ」(=原題)になることを選んだこの著者は、本人が気づいてなかっただけで、もともとがものすごく優しい人だと思う。(そこは私と全然違う…) 逆に夫君は、非ロジカルで、不都合なことを言語化することを避けたがる日本という国そのもの、という感じだったが、彼女は彼が彼らしくいることが好きだという理由で自分が譲歩していく方向しかないという結論を最初から持っていたようである。 頭がいいからいろいろ見えてしまうんだろうと思う。 でもこの著者はさすが博士号を持っているだけある! 自分の心の動きを心理学や精神分析などの学術的知識を駆使しながら常に客観的にとらえようとしていて、それが功を奏しているんだかいないんだかよく分からないことになっていて、妙にけなげでおかしい。 そして、結局のところ、ものすごく幸せなんである。 たくさんの苦悩や迷いの果てに、「いい母になれる気がした」と口にしたシーンは、映画的な作り事めいたクライマックスのセリフではなく、本当にすごく自然なものに見えて、深く私の心に響いた。このタイプの人間は、簡単にそんなセリフを言わないことが分かるだけに。 話は変わるけど、私はこの本を読んで、「心理学の知識って意外に役に立つんだなぁ」と思った。それまで「しょーもない学問だなぁ」としか思ってなかった。 困難で理解不能な状況に立ち向かう時のこの著者のアプローチ方法は、私にも合ってるかも、と思った。
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米国人博士、大阪で主婦になる。トレイシー・スレイター先生の著書。トレイシー・スレイター先生のような博士号を持つ超高学歴の優秀な女性の心を射止めた日本人男性のご主人はさぞや魅力的な男性なのでしょう。でも、トレイシー・スレイター博士のように有能で高学歴な女性が主婦になるなんて意外で少...
米国人博士、大阪で主婦になる。トレイシー・スレイター先生の著書。トレイシー・スレイター先生のような博士号を持つ超高学歴の優秀な女性の心を射止めた日本人男性のご主人はさぞや魅力的な男性なのでしょう。でも、トレイシー・スレイター博士のように有能で高学歴な女性が主婦になるなんて意外で少しもったいないように思う。トレイシー・スレイター博士のような国際感覚も持つ高学歴の優秀な女性に思う存分に能力を発揮してもらえるような社会にならないと日本の将来は暗いのでは。日本はまだまだ高学歴女性をきちんと評価していないのが現状。
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