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高慢女性課長 二見文庫
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高慢女性課長 二見文庫

霧原一輝(著者)

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高慢女性課長 二見文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 二見書房
発売年月日 2016/10/26
JAN 9784576161662

高慢女性課長

¥440

商品レビュー

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2017/03/14

非現実な設定に盛り込まれた現実性

早期退職の見返りに女子社員を5人まで自由にできるという余りにも非現実的な設定に当初はどんなファンタジーかと思ったが、ここから現実的な問題を巻き込んで面白味のあるストーリーに仕立てるところはさすがの作者と申し上げたい。タイトルこそ「女性」と遠慮気味だが、要は高慢ちきな女を懲らしめる...

早期退職の見返りに女子社員を5人まで自由にできるという余りにも非現実的な設定に当初はどんなファンタジーかと思ったが、ここから現実的な問題を巻き込んで面白味のあるストーリーに仕立てるところはさすがの作者と申し上げたい。タイトルこそ「女性」と遠慮気味だが、要は高慢ちきな女を懲らしめる痛快さがたっぷり濃厚な官能で包み込まれた作品である。 1人目:冴子(33歳)女課長 怜悧な美貌で逆セクハラ・パワハラも厭わない上昇志向の塊。その性格の悪さをギャフンと言わせるべく最初に選ばれた相手だが、実際には全身これ性感帯という感度の良さで主人公の責めに悔しがりながら屈するいやらしさがある。そして、本作のラスボスとして終盤にも登場する。 2人目:逢子(24歳)元部下 対照的な癒し系の若手を2人目に配する硬軟のバランスが絶妙だが、どうしてこんな素敵な娘さんが主人公の求めに応じるのか、という疑問には女性側のメリットを明記することで解消している。敢えて第2章で示すのは巧みな構成と言える。55歳の主人公に父親的親しみと愛情にも似た想いを寄せて初心な反応を見せる逢子の一言から裏に忍ばされた本当の物語が始まるが、この時点では主人公も読み手もまだ気づかない。 3人目:和代(39歳)部長夫人 挑戦的にも上司の妻を選んでいるが、つまりは元カノである。かつては重役秘書として(妻帯者の)主人公と不倫の関係にあった和代は、出世争いの勝利者たる部長に寝取られた女として未練の対象であり、敗残兵たる主人公の悲哀の対象である。また、和装の麗人として今は慎みのある魅力を放つ和代は夫とご無沙汰続きの空閨を満たすために応じた経緯があったりする。そして、その理由が冴子にあることから、未だ鼻っ柱の強い冴子に制裁を加えるための共闘関係が成立する。 4人目:麻輝(28歳)営業部 営業の成績トップだが、枕営業も辞さない態度から冴子と共に性悪女トップ2ともされている。上から目線で主人公を侮蔑するものの無自覚だったM性を突かれてしおらしくなるギャップも見せる。冴子と似たタイプながら官能面で別のシチュエーションを用意するのはさすがのベテランと言ったところか。そして、自分の昇進を邪魔する冴子に腹を立てている麻輝もまた主人公の提案に乗り、冴子包囲網が形成されていく。 5人目:? ほぼ1章1ヒロインで進んできた流れが第五章で変わる。冴子の増長を抑えるために敢えて和代の夫にして主人公のライバルだった部長に矛先が向けられる。その理由が部長にはある。枕営業で培ったノウハウ(?)で麻輝が部長を堕とし、ホテルで睦み合うところを隣室から主人公と和代がモニタリングしながら録画するという作戦だが、刺激された2人も淫らに燃えるという霧原作品らしい展開で最初のクライマックスが訪れている。そして、これをネタに事態の収拾を図った後は、若手の男子社員を交えて最後の仕上げとばかりに冴子を前に後ろに責め立てる2度目のクライマックスである。 それぞれに異なった魅力のヒロイン達が恥じらいつつも感度良く昂っては淫らに燃える。その妖艶さに大人の女らしさを感じつつ、第2の人生を歩む主人公の穏やかな結末はその対比のようでもある。

DSK

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