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八月の光(上) 岩波文庫

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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 2016/10/18 |
JAN | 9784003232385 |
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八月の光(上)
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八月の光(上)
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商品レビュー
4.3
4件のお客様レビュー
William C. Faulkner(1897-1962) ヘミングウェイと並び称される20世紀のアメリカ文学の巨匠であり、南部アメリカの因習的な世界を様々な実験的 手法で描いた。『サンクチュアリ』『八月の光』『アブサロム、アブサロム!』など、1949年ノーベル文学賞受賞 ミ...
William C. Faulkner(1897-1962) ヘミングウェイと並び称される20世紀のアメリカ文学の巨匠であり、南部アメリカの因習的な世界を様々な実験的 手法で描いた。『サンクチュアリ』『八月の光』『アブサロム、アブサロム!』など、1949年ノーベル文学賞受賞 ミシシッピ州の田舎町に4人兄弟の長男として生まれる。祖父母ウィリアム・クラークは弁護士として名を挙げ、南 北戦争の際には義勇軍の隊長として出征。戦後は弁護士の傍ら、事業や議会に進出し、小説も書くなど、幼いフォ ークナーの尊敬の的だった。ロストジェネレーションの作家である。
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身重の世間知らずな女性が自分を捨てた夫となるべき男を追って旅に出た。そんな話かと思っていた。ロマンス小説かと。 全然深い。 主人公は出生を呪われた私生児。彼のモノローグの間に絶望と人間への希望が交差する。人種差別と禁酒法の時代にテーマも重苦しいが読後感は意外と爽やかだ。 それは一番辛いはずのリーナが人生を肯定的に捉えていること。 カポーティの冷血を思い出した。 知る限りフォークナーの最高傑作だ。
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上下巻、共に読んだ。土地の空気や、血縁といったものを意識した評価が多い印象こそあるのだが、私の中ではフォークナーは、ジェイムズ・ジョイスや安部公房に近い印象がある。Wikipediaなどを見ていると中上健次や大江健三郎、阿部和重など錚々たる顔ぶれに影響を与えたということもあって、...
上下巻、共に読んだ。土地の空気や、血縁といったものを意識した評価が多い印象こそあるのだが、私の中ではフォークナーは、ジェイムズ・ジョイスや安部公房に近い印象がある。Wikipediaなどを見ていると中上健次や大江健三郎、阿部和重など錚々たる顔ぶれに影響を与えたということもあって、血の作家、南部の作家として読む人が多い印象があるが、私の中では完全に「意識の流れ」の作家である。ヨクナパトーファの土地のシリーズもので作品を作ってはいるものの、ヨクナパトーファ自体は架空の土地で、その架空の世界を舞台に物語が展開していくというこの世界観の作り込み方は、『皇国の守護者』にも比すべき、現代のファンタジーやSFの世界観の作り込みに近いものを感じた。
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