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トヨトミの野望 小説・巨大自動車企業
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2016/10/18 |
JAN | 9784062196079 |
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トヨトミの野望
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商品レビュー
4.1
76件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
感想 面白かった。トヨタの内情は全然理解していなかったが、その一面を垣間見ることができた気がした。 トヨタ自動車の奥田碩をモデルにした小説。 創世記はカンバン方式と徹底したコストカット。下請けと共に生き残るために。という理由で昔は理由がついたが、今は下請けイジメにとらえられる。伝説の大企業はどのようにして生まれたのか?興味津々。 創業家本家の御曹司にやはり外様サラリーマン社長は敵わないか。経営も今の時流だけでなく、将来の不確定な要素も含めて評価されるから厳しいなぁ。奥田体制がもっと続けば盤石な未来になったのか?想像もできないな。 創業家社長は上手くやってるものと思いきや、詳しくみると全然ダメだったのね。 あらすじ トヨタの社長として抜擢されたのは創業家外の武田。社内役員でも譜代と外様では経済事情も創業家からの気に入られ方も異なる。 武田は早速、中国市場を見据えてダイエン工業と立川自動車の買収を行う。次にハイブリッド車の量産化の1年前倒しを約束させる。国外は中国、イギリス、フランス、アメリカと次々に工場を建てて世界化を図る。ハイブリッド車の量産化を実現させたが、作るほど赤字に。ただ宣伝費として意にも介さず、この成功で使えない役員を切っていく。 就任四年で売り上げを倍に伸ばしたが、脱トヨトミ家を図るために持ち株会社への移行を画策したが、懐刀の副社長御子柴の裏切りにより、わずか四年で会長へと移行する。その後は財界の重鎮として活動する。 創業家に社長が代わり、恐怖政治でイエスマンしか居なくなる。アメリカの方もロビイストを切ったツケが、アメリカでの事故を後手後手に回らせて問題に収集がつかなくなる。社長の統一は米国公聴会に呼び出され、吊し上げにあうが、真摯な対応でここを乗り切ったことで社が一丸となり、売り上げを伸ばしていく。 統一は最後にアメリカの攻略法を武田の伝授され、自信を持って、2030年までにガソリン車をゼロにすると宣言するところで終わる。
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フィクションとノンフィクションの間のような小説で、歴史への興味もファンタジー的なワクワクも同時に満たされた 30万人の上に立つ人間の価値観を言語化してくれていて、引き込まれた また、さまざまな立場から描かれており、全員悪気はないのに揶揄される姿もリアル。 最後の武田の20年後を...
フィクションとノンフィクションの間のような小説で、歴史への興味もファンタジー的なワクワクも同時に満たされた 30万人の上に立つ人間の価値観を言語化してくれていて、引き込まれた また、さまざまな立場から描かれており、全員悪気はないのに揶揄される姿もリアル。 最後の武田の20年後を見据えた発言は視座の高さに脱帽 でも納得感がすごい 仕事に生きることで命を失うことが当たり前という価値観が今の時代としては新鮮 そんな武田も最後世界一周にいくのは感慨深い 珍しい感想かもしれないが、 過ごした時間が思い出になるのであれば、早いうちに生涯のパートナーを見つけるのも幸せだなあと感じた また、トヨトミは本来飲み会でどじょう踊りできる人間が出世していく、というフレーズも好き
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中心人物である武田剛平が最高。 どんな環境でも冷静に判断し、豪快に決断しているようで、幾つもの情報を基に先読みをしている点が格好良すぎる。 作者はきっと武田剛平のモデルになった奥田碩のファンで、その存在が世間に注目されていないのが悔しくて武田剛平をメインに描いたんだと思う。 は...
中心人物である武田剛平が最高。 どんな環境でも冷静に判断し、豪快に決断しているようで、幾つもの情報を基に先読みをしている点が格好良すぎる。 作者はきっと武田剛平のモデルになった奥田碩のファンで、その存在が世間に注目されていないのが悔しくて武田剛平をメインに描いたんだと思う。 はじめは、登場人物が多くて、キャラクターを理解するのに苦労したけれど、読み進めるほどに深みが増し、展開も面白い。文中の出来事は名前こそ変えているけど、実際の出来事。 全てフィクションだとは思えないし、ここまで内部事情を描ける作者は何者? 読んでよかった作品。
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