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小さな藩の奇跡 伊予小松藩会所日記を読む 角川ソフィア文庫
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小さな藩の奇跡 伊予小松藩会所日記を読む 角川ソフィア文庫

増川宏一(著者), 北村六合光

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小さな藩の奇跡 伊予小松藩会所日記を読む 角川ソフィア文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 KADOKAWA
発売年月日 2016/09/01
JAN 9784044001421

小さな藩の奇跡

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2017/08/07

29年8月7日読了。伊予小松藩1万石。人口1万人。正式な武士は数十人。面積は今の村や町程度の規模。城も持たない小さな藩ではあったが、江戸期を移封も改易もなく乗り切った。ペリー来航時には、幕命で沿岸警備にもあたる。準備を始めると様々な不備が発生。異変を知らせる法螺貝がちゃんと鳴らな...

29年8月7日読了。伊予小松藩1万石。人口1万人。正式な武士は数十人。面積は今の村や町程度の規模。城も持たない小さな藩ではあったが、江戸期を移封も改易もなく乗り切った。ペリー来航時には、幕命で沿岸警備にもあたる。準備を始めると様々な不備が発生。異変を知らせる法螺貝がちゃんと鳴らない。大砲が使い物にならない。足軽達が具足を整えるお金を貸して下さいと藩に無心に来る。巡回や連絡用の馬が必要だが、藩には一頭しか馬はいない。笑える様な記録。しかし小松藩は、困難に直面する度に藩士と領民が一つになって、乗り越えてきた。小さな取るに足らない藩の、大きな素晴らしい記録。その時代を生きた人々の、息遣いまで聞こえるような貴重な記録が、残されていた。

Posted by ブクログ

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