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戦国と宗教 岩波新書1619
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 2016/09/21 |
JAN | 9784004316190 |
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戦国と宗教
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商品レビュー
4
10件のお客様レビュー
戦国武将の神仏信仰、一向一揆、キリスト教、天道思想といった切り口から、戦国期の宗教について考察した著作。 非常に興味深い内容だった。
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戦国時代における信仰のありかたを、合戦・一向一揆・キリスト教といった事例を検討しつつ、当時の社会に存在した「天道」という観念に注目して読み解く内容。特にキリスト教がいかに受容され、また何が受け入れられなかったのかという点が象徴的。
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戦国時代、宗教(主に仏教とキリスト教)がどのように武将達や社会と関わってきたかを、数々の文献から研究、分析している。 大前提にあるのは、度々言及されている「命を懸けた戦いにあたって祈願する」といった行動から、宗教心自体はかなりあったということがある。現代に比べてはるかに、自然災...
戦国時代、宗教(主に仏教とキリスト教)がどのように武将達や社会と関わってきたかを、数々の文献から研究、分析している。 大前提にあるのは、度々言及されている「命を懸けた戦いにあたって祈願する」といった行動から、宗教心自体はかなりあったということがある。現代に比べてはるかに、自然災害や戦などで理不尽に命を失う危険性が高かった時代に神や仏に祈りたくなるのも無理はない。しかし、必ずしも全てを祈願に委ねていたわけではなく、「日々の努力+α」の祈願だったのは現代と同じようだ。 数々の武将と宗教との関わりが紹介されているが、豊臣秀吉の伴天連追放令のくだりはなかなか面白かった。双方の主張が真逆であり、どちらが言ってるのが正しいのかわからない。あるいは両方正しいのかもしれない。ただ、立場の違いで見方が変わるのかもしれない。そんなことを思った。 そしてこれも現代と通じる、というより人間の普遍性というべきか。自分と異なる考え方の相手を否定し、自分を正当化したがる故に対立が始まるという図式だ。
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