浮かんだ男 創元推理文庫

シャーロット・マクラウド(著者), 戸田早紀(訳者)

• 販売会社／発売会社: 東京創元社
• 発売年月日: 2016/09/23
• JAN: 9784488246334

商品レビュー

2017/10/03

あまりに久しぶり過ぎて登場人物をなかなか思い出せなかったのだが、実に完結編に相応しい作品だったと思う。
またその内、最初から読み返すかなー。

2017/09/11

うわおっ！
まさか読めるとは思ってなかった本が出たよ。
“セーラ・ケリング”シリーズ最終巻です。
シャーロット・マクラウドはユーモアミステリの第一人者だったのに、なぜかここ10年近く品切絶版、どころか、この“セーラ・ケリング”シリーズに至っては二冊？は扶桑社文庫からでる(ええええっ？なぜ？)という案配で
えっ？
なんで？
創元推理文庫、マクラウド、大事にしないの？
だったのだ。
だからシリーズ最終巻が1998年？だかに出ていたのに、まったく音沙汰なし、でもう出す気がないのだろうとばかり思っていたので、ようやく読めて嬉しい。
だって、1998年なんてつい最近みたいな気がするけど、もう18年も前だよ～??？
私としてはもうひとつの、ヴァラクラヴァ農業大学の“シャンデイ教授”シリーズのほうがより好きなので(なにせ奥さんは司書である)まあ仕方ないかとあきらめていたところなのだが、早めのクリスマスプレゼントをもらったような気分で久しぶりに浮き浮きした。
シャンデイ教授シリーズもいま続々と再版されてる最中なので、まだ読んでない人は読んでみてください。
肩肘張らないで楽しく読めて、それでいてちゃんと噛みごたえがあって読後感がいい、というエンタメ読書のお手本のようなシリーズだ。
物語を読む習慣のある人にはお薦めです。

2016/10/17　更新

2017/04/03

セーラ＆マックスのシリーズも、とうとう最終巻。
第一作からずっと楽しみに読み継いできたので、寂しさはひとしお。
最終巻となったのは、作者が逝去されたからと思っていたが、そうではなく、きちんと幕引きされた終わりだということが判明。
なるほど、こうきたか、という終わり方で、大納得。

長いシリーズゆえ、途中は、もうなんでもアリなのかな……という感もあったけど、やはり愛すべき面々に会いたい気持ちは常にあり、個々の活躍ぶりがちらっとでも書かれていると、どうしても喜んでしまう単純な自分がいるんだな。

時間ができたら、また最初から読み直したいシリーズ。