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ピアニストは語る 講談社現代新書2389
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ピアニストは語る 講談社現代新書2389

ヴァレリー・アファナシエフ(著者), 青澤隆明

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ピアニストは語る 講談社現代新書2389

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2016/09/16
JAN 9784062883894

ピアニストは語る

¥220

商品レビュー

3.6

7件のお客様レビュー

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2023/04/28

深かったなあ…と述べる感想はすんごい浅はかに聞こえてしまう。でも深いと思ったのだからそれはしかたない。「シェイクスピアを読んでいるとシェイクスピアになり、ベートーヴェンを弾いてるときはベートーヴェンになる」ということが腑に落ちた。楽器を演奏する身として、曲への向き合い方について聞...

深かったなあ…と述べる感想はすんごい浅はかに聞こえてしまう。でも深いと思ったのだからそれはしかたない。「シェイクスピアを読んでいるとシェイクスピアになり、ベートーヴェンを弾いてるときはベートーヴェンになる」ということが腑に落ちた。楽器を演奏する身として、曲への向き合い方について聞けるのが実に参考になった。というか、音大に行ったわけでもないし、音楽を教わる機会というのが滅法ないから演奏家の話は本当に貴重だ。 ソ連の生活もなかなかだと思うが、かといって西側の生活が天国かというとそうでもない。情報操作をしようとしている点(特に見せたいものを人に見せようとする点)では東も西も変わらないのかもしれない。その洞察力がすごいと思った。 「きれいはきたない、きたないはきれい」これも響いた言葉だ。本当にきれいだと思うことを胸張ってきれいだと言えるようになりたい。

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2021/11/27

2021/11/26 教師からは必要なものだけを受け取り、あとは後世大事にして磨くだけ メノン 想起説 全て知っている個である。本当の知識は外から来るのではない。あなたが外に出て行くのは、再び自分に帰るため。 自分自身からスタートし、正反対のものまで行き、自分にかえる。これが創...

2021/11/26 教師からは必要なものだけを受け取り、あとは後世大事にして磨くだけ メノン 想起説 全て知っている個である。本当の知識は外から来るのではない。あなたが外に出て行くのは、再び自分に帰るため。 自分自身からスタートし、正反対のものまで行き、自分にかえる。これが創造。正反対に行くことで自分を否定して、それを自分の一部と成した上でかえってくる。 世間的な成功などはこのプロセスを邪魔する。 芸術行為はこれに抵抗すること。愚かさへの抵抗。 孤独な時間を持つ時間も大事かも。 静寂と音楽は繋がっている。ピアノを弾くときには、ただ飛び立つようにするだけでよいのです。音楽はすぐそこにあるのですから、軽く叩くようにして、そっと起こしてやればいい。 →プラトン の想起説 ソナタやフーガは私たちの精神を発展させるのに重要な役割 ベートーヴェンを聞く人はベートーヴェン。 トスカニーニは金管をわずかに遅く演奏させる。「空間のポリフォニー」→ソロを響かせる テンポが早いのではなく、すべねは多くの要因による

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2018/07/25

アファナシエフが、メロディよりもハーモニーを重視していると語る箇所が非常に興味深い。 「私はメロディーが希望を表すとは考えません。希望はむしろハーモニーに関連づけられるものです。」 あの極端に遅いテンポ設定は、単に奇を衒っているのではなく、ちゃんと意味があるのだとハラオチした...

アファナシエフが、メロディよりもハーモニーを重視していると語る箇所が非常に興味深い。 「私はメロディーが希望を表すとは考えません。希望はむしろハーモニーに関連づけられるものです。」 あの極端に遅いテンポ設定は、単に奇を衒っているのではなく、ちゃんと意味があるのだとハラオチした。 そして随所に見られる「リヒテルディス」に笑ってしまった。

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