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貴族探偵対女探偵 集英社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 2016/09/16 |
JAN | 9784087454895 |
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貴族探偵対女探偵
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商品レビュー
3.5
44件のお客様レビュー
連作短編です。 4番目の「幣もとりあへず」5回ほど読んで、ようやく、「えっ!そういうことっ!これってありなのっ‼️」と、叫びました。 人物描写にもちょくちょく引っ掛かりが…。
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※このレビューにはネタバレを含みます
最後の「なほあまりある」で見事に騙された。 人生で初めて「1本取られた…!」という感情になり、あとから思い出せば思い返すほどそういうことだったのかと納得せざるを得ず、読了はとてもスッキリした。 ただ、その他の4篇では、「貴族探偵対女探偵」と言ってもいいのかというほど推理力に差があり、最終章の布石とはいえ、すぐに貴族探偵を犯人だとする女探偵の推理に飽き飽きした。 特に「幣もとりあへず」が意味がわからずイライラした。最初は校正ミスかと思いネットで調べてみたが正しいらしく、理解出来た人は構成を褒め称えていた。 ちゃんと考えれば理解できそうだったが、その前にイライラしてしまったので考えるをやめた。解説も読んだがよく分からなかった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
前作からオールドスタイルな女探偵、高徳愛香が加わり、貴族探偵に対するツッコミ役を担っている為、前作よりコメディ色が強めな印象でした。 前半3遍は可もなく不可も無くな感じ。愛香の推理が貴族探偵を犯人とするという縛りを設けていたとしても、ツッコミ所満載のガバガバ推理なことを除けば。 4編目の「弊もとりあへず」は前作の「こうもり」を彷彿とさせる作品。 叙述トリックと逆叙述トリックが合わさり、読者、登場人物、実際に発生した事件、3つの認識すべてにズレが生じて物凄くややこしくなっていて、面白かった。ただ、初めて逆叙述トリックというものを味わった「こうもり」のインパクトを超えられなかったのも事実。 最後の「なほあまりある」は今までの短編に起きた出来事が、手がかりとなっているのが、まさに連作短編集の最後の話として相応しいなと思った。 使用人がいない貴族探偵がどうするのかと思っていたけど、実は愛香が知らず知らずのうちにその役割を担っていたというオチはニヤリとさせられた...w
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