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聲の形 公式ファンブック KCDX
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2016/09/16 |
JAN | 9784063930689 |
- コミック
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聲の形 公式ファンブック
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商品レビュー
2
4件のお客様レビュー
うん。作者の思い入れのある素敵な作品だということはわかる。 けれど、個人的には裏側の情報について語るのは、無粋だと感じる。 作者さんが悪いわけでもなく、皆が知りたいと思うからのファンブックなんだろう。 けれど、ここまで計算して作られた、構成が美しい物語に対してもったいない...
うん。作者の思い入れのある素敵な作品だということはわかる。 けれど、個人的には裏側の情報について語るのは、無粋だと感じる。 作者さんが悪いわけでもなく、皆が知りたいと思うからのファンブックなんだろう。 けれど、ここまで計算して作られた、構成が美しい物語に対してもったいないと思ってしまう。 蛇足により、なんというか間が抜ける感がある。 将也と硝子の2人が恋に落ちていて、幸せになりましたとさ、と、単純なハッピーエンドを夢見る読者が居てもいいんじゃなかろうかと思ってしまう。 (いや、作者はそう思う読者を否定してはいないんだけど) 人の心の正解なんてわからないという物語に対して、作者といえど公式見解を示してしまうのは、とても寂しい。 ここまで書いて、一晩おいて、公式ファンブックの違和感に気づく。 この物語は、誰かが誰かを傷つけたことに気づいて、それに向き合う物語だ。けれども、主人公の友人であり、映画つくりのきっかけとなる永束に対して、ひどい扱いをする。そして誰もそのことに反省したり謝罪したりしない。彼も、笑ってそれを受け入れている。なんだろう。この軽い扱い。みんなが遊ぶときにお金を出して、しかも家が裕福じゃないって、キャラ的にお笑いだから問題ないということなんだろうか。だとしたら、とても怖い。友束に対する作者のコメントの冷たさが怖い。いや、誰でもそんなに優遇されていないかもしれないけれど、友束という存在は、記号化された漫画っぽいlキャラクターであり、その違和感が強くなる。イトさんも同様に記号化された存在だが、それに比べると、切ない。
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※このレビューでは主に「聲の形(2008年第80回新人漫画賞入選作品)」※1及び「聲の形(2013年週刊少年マガジン第36.37合併号読み切り作品)」※2についてのみ扱っています。 ※暴力及び流血表現の含まれる作品です。 【印象】 聲の形の別の形。 真正面からぶつかってくれる人...
※このレビューでは主に「聲の形(2008年第80回新人漫画賞入選作品)」※1及び「聲の形(2013年週刊少年マガジン第36.37合併号読み切り作品)」※2についてのみ扱っています。 ※暴力及び流血表現の含まれる作品です。 【印象】 聲の形の別の形。 真正面からぶつかってくれる人に飢えていた人。 【類別】 漫画。 短編であり、入選版は約40頁、読切版は約60頁。 青春、ヒューマンドラマ、ロマンスの要素。 【構成脚本】 入選版では「迷惑なんだよ」の形で吐露された人物の本音が早々で印象的です。 読切版については、入選版を拡張して丁寧に磨きあげたような感触があり、研がれた牙を垣間見せるに留め、なんかここまで書いていて自分でよく分からなくなりましたが、とにかくドロっとしたなにかがギュっとされたなにかです。連載版※3の序章的位置付けに当たる部分をギューとしています。 【画】 入選版「だって石田君がそう思って私に会いに来てくれた だから」の齣において、低い人間が高い人間の涙を拭う仕草に魅力を感じました。 読切版、頁88における2齣目の錯乱あるいは絶望に満ちた表情から魅力を感じました。 5年がもたらした作者の絵柄の変化を見るのも楽しみのひとつかもしれません。知りませんが。 【備考】 このレビューにおいては、※1を入選版、※2を読切版と表記します。 以上のほか、本著の含む内容には作者の一問一答や対談があります。 ※3の連載版とは下記URLのレビューにて扱った全7巻のことです。 http://booklog.jp/users/70x20/archives/1/4063952681
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・新人賞入選作の読切版、連載前の読切版が読めたのは嬉しかった。 ・裏設定や場面に込められた作者の意図が「正答集」のように並ぶかと思いきや、読者の「読み」がそれを越えていた事例も率直に語られる。このことがむしろ、一意に定まらない人の心の常と同様、ポリフォニックな心理的背景が描き出さ...
・新人賞入選作の読切版、連載前の読切版が読めたのは嬉しかった。 ・裏設定や場面に込められた作者の意図が「正答集」のように並ぶかと思いきや、読者の「読み」がそれを越えていた事例も率直に語られる。このことがむしろ、一意に定まらない人の心の常と同様、ポリフォニックな心理的背景が描き出された本作品の深みを裏打ちするように思われた。
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