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ライオンはとてつもなく不味い 集英社新書ヴィジュアル版
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 2016/08/01 |
JAN | 9784087208474 |
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ライオンはとてつもなく不味い
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ライオンはとてつもなく不味い
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商品レビュー
4.4
5件のお客様レビュー
とても読みやすく面白かった!コトバが明快。 アフリカへの興味が尽きないわ。 ライオンは不味い、ふ~ん…
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書店にて、偶然に出会った本です。 タイトルを読みながら、「当たり前でしょ。人間が美味しいと日常的に食べているお肉は ほとんど、植物性の餌を食べているのですからね。しかも運動不足の……。 さぞや百獣の王のお肉は不味いでしょ。ごめんね。ライオン君。」と呟く。 山形豪氏は、群馬県生...
書店にて、偶然に出会った本です。 タイトルを読みながら、「当たり前でしょ。人間が美味しいと日常的に食べているお肉は ほとんど、植物性の餌を食べているのですからね。しかも運動不足の……。 さぞや百獣の王のお肉は不味いでしょ。ごめんね。ライオン君。」と呟く。 山形豪氏は、群馬県生まれ。少年時代を中米グアテマラ、西アフリカのブルキナファソ、トーゴで過ごす。そのためか日本の高校受験はうまくいかない。 国際基督教大学に入学し、卒業後東アフリカのタンザニアに渡り、自然写真を撮る。 イギリス、イーストアングリア大学開発学部卒業後、帰国。 フリーの写真家となる。以来、南部アフリカやインドで野生動物、風景、その土地の人々 などを追いかけながら、サファリツアー撮影ガイドとして活躍。 写真集に「From The Land of Good Hope」がある。 若かったころに、動物写真家「岩合光昭」に魅せられた頃を思い出しながら。 でもそういう憧れがあっても、私には絶対に叶わない夢だったけれど。 このような写真家は、自然の猛威と野生動物の習性を知り抜いていても、 やはり予想外の命の危険を避けられないだろう。それでも「行ってしまう。」だろうなぁ。 こうした旅のなかで、象牙の乱獲をはじめとして、野生動物たちはどんどん減少している。現地人たちの不当な境遇にも彼の優しい目は届いていた。 では、ライオンを何故食べたか? アフリカ南部のボツワナ(イギリス連邦に属する共和国)では、その土地の人々は、 家畜を野生動物に襲われる危機と背中合わせの暮しですので、家畜を襲われた家では、 その犯人を殺していいという約束事があったため。燻製にして保存するとのこと。 筋肉質のライオンのお肉は、まずくて硬いようでした。 野生動物保護と裏腹に地元住民はこういう危機と背中合わせなのでした。
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ワニ、カンガルー、カメレオン、トナカイ。日本の精肉店の店頭には 並ばない動物の肉を食べて来た。だから、新刊書店で本書を見た 時、いろんな野生動物を食べた記録なのかな?と思ってタイトル 買いした。 ライオンの肉ってどうやって食べるのかな?ステーキかな?まさか 生肉では食...
ワニ、カンガルー、カメレオン、トナカイ。日本の精肉店の店頭には 並ばない動物の肉を食べて来た。だから、新刊書店で本書を見た 時、いろんな野生動物を食べた記録なのかな?と思ってタイトル 買いした。 ライオンの肉ってどうやって食べるのかな?ステーキかな?まさか 生肉では食べないよねぇ。何かと一緒に煮るのかな?でも、固くな いのかな?なんて考えながら。 内容は全く違った。裏切られた。でも、本書の場合は「良い裏切り」な のである。不勉強で著者をまったく知らなかったのだが、南部アフリカ を主なフィールドとして野生動物や自然を撮っているカメラマンなのだ そうだ。 著者がどうしてアフリカを主な活躍の場とするようになったのかも含め、 人間と野生動物・自然との係わりに対する考えや愛情が、写真と共に 紹介されている。 カラー写真が豊富なので新書版でも少々値が張るのだけれど、その 価値ありだった。 獲物を狙うチーターの写真の躍動感、木の根元に横たわり死を迎えつ つある雄ライオンの姿の切なさそのまま降って来るのではないかと思う ほどの星空。掲載されている作品はどれも素晴らしい。 なかでも私が惹きつけられたのは「砂漠の貴婦人」と題されたヒンバ族 の女性の後姿だ。あまりの美しさと凛とした姿に見とれてしまった。 日本国内も含め、一生に一度は行ってみたい場所のひとつにアフリカが ある。自然や野生動物の宝庫のアフリカであるが、観光開発の為に失わ れるものもあるのだとか。でも、観光での収入が大きな部分を占めている のも確かなんだよね。 難しいね、自然と人間の共存。人間は自然にとっても、野生動物にとって も、同じ人間にとっても一番怖い存在なのかもしれない。 尚、著者によると肉食獣よりも草食獣が人間を襲う確率の方が高いのだ そうだ。そのなかでもカバが一番危険なのだとか。著者自身、あわや カバに襲われる危機があったのだが、この部分、文章だけでも怖かった。 「それにしても、日本では大人しくて押しの弱い人間のことを「草食系」な どと呼んでいるが、とんでもない過ちである。カバやサイ、アフリカゾウや ケープバッファローなど、現実世界の”草食系”動物は決して優しくも、 おっとりもしていない猛獣たちなのである」 そうだよな。動物園で人気のゾウだって、野生にいれば自動車を破壊 することもあるんだものな。 野生での動物との距離感を間違えると取り返しのつかないこともあるの だよね。やっぱり、アフリカ行きは夢のままにしておこうかな。テレビの ドキュメンタリー番組を見るくらいで我慢しておこう。 この著者の写真をもっと見たくなったので、そのうち写真集を入手しよう。
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