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歴史が面白くなる 東大のディープな日本史 近世・近代編 中経の文庫
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歴史が面白くなる 東大のディープな日本史 近世・近代編 中経の文庫

相澤理(著者)

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歴史が面白くなる 東大のディープな日本史 近世・近代編 中経の文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 KADOKAWA
発売年月日 2016/08/01
JAN 9784046015624

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2024/07/31

図書館で借りた。 東大の入試問題から教養を身に着けよう、という本は結構出ている。それの日本史-近代編だ。古代・中世編を読んで間が空いたが、結果として新鮮味のある感じで読み通せたと思う。 古代編から通して感じるのは、東大日本史で問われるのは重箱の隅をつつくような知識ではなく、そんな...

図書館で借りた。 東大の入試問題から教養を身に着けよう、という本は結構出ている。それの日本史-近代編だ。古代・中世編を読んで間が空いたが、結果として新鮮味のある感じで読み通せたと思う。 古代編から通して感じるのは、東大日本史で問われるのは重箱の隅をつつくような知識ではなく、そんなに細かくない歴史の事柄に対する「なぜ?」を完結に分かりやすく、文書作成する能力なのだなぁと理解した。本書を通すと、「そんなに難しくはないんじゃね?」と錯覚してしまいそうになる。一説によれば、東大を目指す受験生に「教科書を見ながら解いてみな」と言っても中々合格点は取れないらしい。 単純に読み物として面白いので、通勤時に読み流すだけでも価値があった。

Posted by ブクログ

2021/09/18

日本人のルーツと言うべき、過去の日本社会が辿った軌跡を、著者の見解を織り交ぜながら、概観している。客観性を重視する姿勢は当然でありながらも、全く感情抜きではなく、我々日本人の祖先が、どんな環境に置かれ、どんな課題を乗り越えようとしていたのか、簡潔に論じている。その意味で、情愛に満...

日本人のルーツと言うべき、過去の日本社会が辿った軌跡を、著者の見解を織り交ぜながら、概観している。客観性を重視する姿勢は当然でありながらも、全く感情抜きではなく、我々日本人の祖先が、どんな環境に置かれ、どんな課題を乗り越えようとしていたのか、簡潔に論じている。その意味で、情愛に満ちた、温かい視線を我々の祖先に向けている。しかも、日本思想の学習もやり遂げているため、根源的な部分の理解も示している。ただ、日本に対する興味関心が強いせいか、外国の人々に理解を示すまでには視線に広がりがなく、得てして自国の中での熱狂に身を委ねて、冷静に世界に目配りする度量が欠けていなくもない。とはいえ、日本人としては、自分たちの身に迫る、痛切なテーマを扱っており、興味は尽きない。

Posted by ブクログ

2017/07/22

2017/7/22 東大の日本史の問題を扱って、もう一度歴史を復習しつつ今までとは新しい考え方を交えて歴史について再考する機会を与えてくれる一冊。 東大の歴史の問題は知識だけではなく、それをどのように考えてどのように伝えようとしているかが問われているので日本の歴史の定説とは違った...

2017/7/22 東大の日本史の問題を扱って、もう一度歴史を復習しつつ今までとは新しい考え方を交えて歴史について再考する機会を与えてくれる一冊。 東大の歴史の問題は知識だけではなく、それをどのように考えてどのように伝えようとしているかが問われているので日本の歴史の定説とは違った見方や考え方を学ぶことができる。今まで教科書で自分たちが習ってきた日本史ではなく、新しい資料から自分たちがどのように考えたかを問うものが多く、そこには東大の日本史の問題を通して出題者がどのように考えている人を東大が求めているのがよく伝わってくるように思う。それについての解説も交えてあるので非常に読みやすい。また、これを読んでいくだけで近現代史の十分な復習になる。 歴史の出来事と出来事をつなぐなぜの部分を深くまで考えて明らかにしてくれると同時に、そこから見えてくる今までとは違う考え方も示されているので読んでいて新鮮な部分もあった。古代、中世編も読んでみたいと思うし、何より最後の史料編纂所の方の、歴史を学んで自分たちの生活に生かすのはもちろんだし、出来事と出来事の隙間をつなぐ部分には自分たちの考えを入れることができる〜みたいな部分はさすが教科書を作成する人だなあと思った。

Posted by ブクログ

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