トランプの真実 “暴言"の向こうに見えるアメリカの危機

ジョージ・ビーム(著者), 大友香奈子(訳者)

• 販売会社／発売会社: 実業之日本社
• 発売年月日: 2016/08/01
• JAN: 9784408456034

商品レビュー

2022/04/24

トランプさんが過去にどういう発言をして、トランプ政権で何をおこなったかを照らし合わせるために読みました。
発言した公約は、ほとんどは実行していて結果を残せているのが分かりました。

過激な発言により大統領になったら危険じゃないかと思われてもしょうがないが、日本も含めてメディアがトランプさんを悪く報道していたのも分かりました。
トランプさんの演説内容を読めば、しっかり的を得ているのが分かります。
細かいところで同意できないところもありますが、ほとんどの考えは同意できます。
国民が熱狂するのもよく分かります。
日本の核武装を勧めているのは驚きましたが、日本も危険な国から守るために必要と思うため、理解があるのは嬉しかったです。

僕の記憶にある大統領のブッシュ、オバマ、トランプ、バイデンの中で一番の平和主義者はトランプさんだと思います。
もしトランプさんでなくヒラリーが当選していたら、ブッシュからバイデンまで全員ネオコンと関わりがある人なので、より世界情勢は悪くなってたと思います。

なぜ悪いことをしている証拠もあるバイデンが当選したのか...、本当にショックです。

2017/01/21

大統領にまでなった話題のこの男の発言を中立的な立場で冷静に読み解くトランプ関連の中では比較的な良書。この本を読むまではトランプは過激な発言をする危険人物であり、同じ共和党の大統領のニクソンと比べると雲泥の差があると思い込んでいたが、意外と中国や日本などの政敵に対して高い評価と賛辞を与えているように紳士的な発言があって驚いた。まあ、親父から大きな遺産を引き継いだとは言え財を築き上げた大資本家がただの人のことをアホ・バカ言っているような低俗なレイシストな訳ではないという事か・・。この本を読めば、読むほどトランプが意外と冷静であり、しかも冷酷な人間であるというところが知る事ができるのでその部分がこれからのアメリカの政治をどのように影響を与えるかどうかがこれからの問題かもしれない。また、政治的な交渉の場でアメリカは散々狡知に長けた日本や中国にしてやられたのでこれからは敏腕な交渉人を立てて対応すると言ってるのでその部分で我が国の外交官がヘマをしないかが心配。大きな口を叩いた分現実的な折り合いをするかもしれんが、その敏腕な交渉人を立てる事についてはかなり力を入れるのは間違いないだろうから注意しないといけないと思うな。