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大本営発表 改竄・隠蔽・捏造の太平洋戦争 幻冬舎新書424
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 幻冬舎 |
| 発売年月日 | 2016/07/01 |
| JAN | 9784344984257 |

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大本営発表
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大本営発表
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商品レビュー
4.5
19件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
いかに大本営発表が嘘だったのか。第3者の視点での検証がないからエスカレートしてしまう。日本海軍と連合国海軍の艦艇喪失数にも歴然とした差が。日本海軍は実際の数よりマイナス20隻、連合国軍はプラス112隻となっている。もう本当にめちゃくちゃである。陸軍と海軍のメンツのぶつかり合いで正しい戦果報告はできないし、嘘の大本営発表により作戦にまで影響がでてしまう。本書のおわにり「政治とメディアの一体化が日本に史上空前の災厄をもたらした現象」と書かれているがまったくその通りである。
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「大本営発表」という言葉は「でたらめな」「捏造された」報告という意味の言葉として人口に膾炙しているが、そうなっていった経緯を年代に沿って分かりやすく解説している。その要因は、現場からの報告に異議を唱えられなかった軍報道部、一度改ざんした戦果や被害に辻褄を合わせるために繰り返された...
「大本営発表」という言葉は「でたらめな」「捏造された」報告という意味の言葉として人口に膾炙しているが、そうなっていった経緯を年代に沿って分かりやすく解説している。その要因は、現場からの報告に異議を唱えられなかった軍報道部、一度改ざんした戦果や被害に辻褄を合わせるために繰り返された数値の捏造、軍報道部と癒着し「第四の権力」の役割を果たせなかった新聞等のマスコミであった。筆者も最後に述べるように、大本営発表の事例を通して、今後もマスコミによる政権の監視が機能するよう、我々も注視していかなくてはならない。
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米国の犯罪学者Donald R.Cresseyによれば、不正行為は機会、動機、正当化の3要素が揃った時に起こると言う。戦況報告で噓をつくのも、情報独占がもたらす「機会」、戦況をよく見せたい「動機」、下からの情報を無碍にできないという「正当化」、すべての要素が揃っている。本来報道機...
米国の犯罪学者Donald R.Cresseyによれば、不正行為は機会、動機、正当化の3要素が揃った時に起こると言う。戦況報告で噓をつくのも、情報独占がもたらす「機会」、戦況をよく見せたい「動機」、下からの情報を無碍にできないという「正当化」、すべての要素が揃っている。本来報道機関がその矛盾をついて情報の正しさを吟味する責任があるはずだが、部数を売ることを優先し、自ら翼賛的な報道姿勢を選択した事で「大本営発表」を支えた。戦後一部の新聞は権力と対峙することが使命と勘違いし、未だに部数/視聴率第一のセンセーショナリズムを繰り返すだけで真実や本質を掘り下げようとしない。それに記者クラブは警察を含む権力とズブズブで、戦中の軍との関係と何ら変わる所はない。疑惑の追及も結構だが、本来彼らが果たすべき第一の使命は正しい情報の発信である。誰もが情報の発信者になれる現代、そんな「発表ジャーナリズム」では先は暗いだろう。今ほど正確性を担保するメディアが望まれている時代もないのだが。
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