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イスラエル秘密外交 モサドを率いた男の告白 新潮文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2016/08/01 |
JAN | 9784102200667 |
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イスラエル秘密外交
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商品レビュー
4.5
6件のお客様レビュー
元モサド長官の著者が、イスラエル外交の裏側を語っていく。イスラエルは建国以来、国防、安全保障が重視されており、その為か、歴代のイスラエル首相は、実務経験のある軍人が多い。著者はこれまで何人もの首相を見てきたので、本書ではそれぞれの首相の特徴を述べている。シャミルは専門家に任せる...
元モサド長官の著者が、イスラエル外交の裏側を語っていく。イスラエルは建国以来、国防、安全保障が重視されており、その為か、歴代のイスラエル首相は、実務経験のある軍人が多い。著者はこれまで何人もの首相を見てきたので、本書ではそれぞれの首相の特徴を述べている。シャミルは専門家に任せることが多く、モサドを重視していた。一方でペレスは大衆に迎合する傾向があり、モサドの活動を侮蔑していたという。その後、ラビンのように細かなことを重視する者もいれば、ネタニヤフのようにメディア利用に長けている者というように、個性的な首相ばかりである。 またモサド長官の立場として、これまで何を重視していたのかも語っていく。諜報とは高度な技術や想像力を求められる一方で、つねにリスクが伴い、失敗の責任をとる覚悟が個々人に求められる。その為、組織の指導者として、部下との良好な関係を保つことが大切である。 さらに国際関係に関しても言及しており、現状においてはアメリカの大統領にうそをつかないこと、利用しようとは思っていると、生きのびることは不可能などと言っている。このように、諜報機関が普段どんなことを考えて、対外関係を対応しているのかを本書から学べる。
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佐藤優さんオススメ本。 まず、こんなレベルの人が世界では活躍しているのかという驚き。日本はこんな人たちと互角に渡りあえるのか、真っ青になった。 最近の外交に至るまでの機密文書扱いレベルの事実を赤裸々に公にし、現代の過去から現代につながる中東問題を外交の視点から知ることができる。 ...
佐藤優さんオススメ本。 まず、こんなレベルの人が世界では活躍しているのかという驚き。日本はこんな人たちと互角に渡りあえるのか、真っ青になった。 最近の外交に至るまでの機密文書扱いレベルの事実を赤裸々に公にし、現代の過去から現代につながる中東問題を外交の視点から知ることができる。 色々なチャネルが存在し真っ当な外交ができていた古き良き時代がついこの前まで存在していたと思うと、現代はどれだけ困難な時代になったのか…。
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※このレビューにはネタバレを含みます
モサド(イスラエル国家の国益に資する秘密情報を収集し、また秘密工作を行う諜報機関)の長官になった方の回顧録。 自身が長官になるまでの、そしてなってからどのようなことをどのように考え、そして、行動したのかが詳細に描かれている。 「一見したところ、政府が公式に否定する以外に、いい方法はなさそうだった。しかし、これは信じてもらえないだろう。ただ関係ないと否定するだけでは信憑生がない。毎度おなじみの否認、ただの条件反射のように見られてしまう。」(343ページ)のように今の日本の政府に当てはまることもあるし、組織の責任論といったような諜報組織のみならず、組織全般にも当てはまるようなことも描かれており、とても勉強になった。 日本においても外務省だけでなく、モサドのようなとまではいかなくても、インテリジェンス機関を設立した方が国益にはかなうのではないか。それぞれの機関が相反することを言ったとしても、それが議論となり、より良い結論を出せるようになるのではないだろうか。
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