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狐武者 傑作奇譚集 光文社時代小説文庫
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狐武者 傑作奇譚集 光文社時代小説文庫

岡本綺堂(著者)

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狐武者 傑作奇譚集 光文社時代小説文庫

定価 ¥748

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 光文社
発売年月日 2016/08/09
JAN 9784334773427

狐武者

¥330

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2021/03/12

岡本綺堂の文庫初収録作品、全7編。 時代小説文庫なので、すべて時代劇かと思っていたが、 そうではなかった。 『青蛙堂鬼談』の愛読者ゆえ、 ゾッとする怪異譚を期待していたけれども、 意外に薄味、アッサリしていた。 ■うす雪(1918年)  雑誌編集長・須郷匡三の妹・貞子は女学校の...

岡本綺堂の文庫初収録作品、全7編。 時代小説文庫なので、すべて時代劇かと思っていたが、 そうではなかった。 『青蛙堂鬼談』の愛読者ゆえ、 ゾッとする怪異譚を期待していたけれども、 意外に薄味、アッサリしていた。 ■うす雪(1918年)  雑誌編集長・須郷匡三の妹・貞子は女学校の教諭で、  自宅に数人の生徒を寄宿させていたが、そのうちの一人、  栗田男爵令嬢・雪子が姿を消したという。  捜索に力を貸そうとした匡三は意外な事実に行き当たった――。  携帯端末どころか固定電話すら普及率の低かった時代、  探偵ごっこも大変だったのだ(笑)。 ■最後の舞台(1920年)  語り手「私」は六、七年前に一度会ったことのある女性と  偶然再会。  かつて女優志望の彼女に見込みはなさそうだから  諦めた方がいいとアドバイスした「私」だったが、  彼女はその後、ほどほどに活躍しているらしかった。  ところが……。 ■姉妹(1921年)  タイトルの読みは「きょうだい」。  某男爵家に仕えていた女性「わたくし」の回想。  男爵令嬢姉妹の姉・常子について。 ■眼科病院の話(1920年)  梶沢医師が近所の眼科医院で起きた一件に巻き込まれる話。  院長・津幡の女性関係と、  それに付け込んで悪事を目論んだ者たちについて。 ■勇士伝(1924年)  天正十年四月、豊臣秀吉に攻め込まれた備中高松城。  城主・清水長左衛門宗治に仕える矢坂次郎兵衛光近は  河童と狸の助力で様々な手柄を立てたが……。 ■明智左馬助(1923年)  近江国の若侍・入江小七郎十七歳が狐に取り憑かれ、  禰宜がお祓いをしようと申し出たが、  後から訪ねてきた父・長兵衛の知人・三宅弥平次が疑義を……。 ■狐武者(1924年)  元弘三年、  肥後の菊池から大宰府へ向かった入道寂阿の配下、  十八歳の若侍・真木小次郎重治の記憶。  彼は父が母と結婚する前に契った狐の化身に  見守られ続けていた。

Posted by ブクログ

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