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茶の湯物語 戦国数奇者伝

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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 平凡社 |
発売年月日 | 2016/07/01 |
JAN | 9784582623086 |
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茶の湯物語
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有職手前家元という髙山さんと山野さんというライターの共著で、茶の発祥、2度の伝来、庶民への普及と闘茶、侘びと武野紹鴎や足利義政、織田信長による茶の湯御政道、秀吉の解放と茶の多様化、信長マジックの終焉と幕府機構の中に溶け込んだチャット、江戸時代の茶、といったトピックについて語ってい...
有職手前家元という髙山さんと山野さんというライターの共著で、茶の発祥、2度の伝来、庶民への普及と闘茶、侘びと武野紹鴎や足利義政、織田信長による茶の湯御政道、秀吉の解放と茶の多様化、信長マジックの終焉と幕府機構の中に溶け込んだチャット、江戸時代の茶、といったトピックについて語っている。茶の歴史がわかりやすく面白く書かれている。 節分に福茶を飲む風習は9世紀後半からあった可能性。その時の第1回伝来は唐様の贅沢な趣味で特権階級のものだった。栄西禅師が禅とともに2度目の茶の伝来をもたらす。薬とも考えられていた当時の茶。武士が寺の臼で茶を碾いてもらっていたことも。 栂尾から日本の茶の栽培は広まった。南北朝時代に門前茶屋が出現し、庶民に広まる。闘茶として賭け事の対象となり、婆娑羅大名として有名な佐々木道誉などがやっていた。足利義政は政治から文化の世界に逃げるようになり、東山文化を創り上げた。村田珠光不在説もあるが、彼が侘び茶の嚆矢となった。髙山宗砌という連歌の宗匠が今の茶筅の原型を作った。 その後堺の町人だった武野紹鷗が侘びの世界観を展開、諸大名も茶室を構えるようになった。信長は上洛時に松永などから名物を献上されてから、名物狩りをするようになった。そして手柄のあった家臣に茶器を与え、それ以外の家臣には茶会を開くことを厳禁した。これが領地や顕職よりも茶器を、となり、土地=恩賞の仕組みを変えた、価値観の歴史的展開となった。そして秀吉は禁中茶会や北野大茶会を開いたり黄金茶室を作ったり、オープンな見せびらかしの方針で、茶は多様化するようになった。その中でニューウェーブとして千利休が権威となったが、権力者としてそれを許せなかった秀吉が切腹させてしまった。この時期は丿貫、織田有楽、細川幽斎、同三斎、蒲生氏郷、荒木村重、高山右近、山上宗二、古田織部などの名茶人が輩出した。 利休後に古田織部により明るい茶風の武家の茶が創出された。江戸時代大阪方との内通を疑われて切腹した古田織部の後を小堀遠州が受けた。茶の湯が茶道と呼ばれるようになる。三千家は大名家の茶頭として仕えたり富裕層に指南することで今に至る。中国の文人スタイルが流行り、煎茶も流行った。茶道は作法や形式が重んじられるパテントような形が一般的になり、女性の嫁入り前の手習のような形で庶民に普及した。
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