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編集 悪い本ほどすぐできる良い本ほどむずかしい
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編集 悪い本ほどすぐできる良い本ほどむずかしい

豊田きいち(著者)

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編集 悪い本ほどすぐできる良い本ほどむずかしい

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 パイインターナショナル
発売年月日 2016/07/01
JAN 9784756248220

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2020/10/12

2016年の購入から足掛け4年かかり読み終わりました。 書いてある文章が難解な訳ではありません。 ただ込められた熱量が凄まじく処理しきれずこんなに時間がかかってしまったと思えます。 昔、新卒での就職活動の時に編集者を目指したことがあった私。 ただぼんやりと編集者になりたい〜なん...

2016年の購入から足掛け4年かかり読み終わりました。 書いてある文章が難解な訳ではありません。 ただ込められた熱量が凄まじく処理しきれずこんなに時間がかかってしまったと思えます。 昔、新卒での就職活動の時に編集者を目指したことがあった私。 ただぼんやりと編集者になりたい〜なんて夢物語のような浅はかな姿勢でしたので夢破れました。 ところがなんの縁なのか編集者ではないにしても文字に関わる業務に携わるようになりました。 何か活かせたら、と、ド直球のタイトルのこの本を手に取ったわけです。 これを読んで改めて自分は編集者の器ではないと思わされます。かといって完璧に諦める気持ちにはなれず、今の仕事のようにどうにか文字に関わっていきたいと思います。 驚いたのが、豊田きいちさんの熱意と企画力。 企画力、というか、情報をつなげ、持っている知識と結びつけ仮説を立てアイディアとするところに何度も驚かされました。 自分が例えば企画を考えようとする時、私は0から1へと生み出すことが苦手で世にあるものを参考に考えがちで目新しさがないです。 でも豊田さんは地味に見えるようなことをうまく膨らます連想力があると見受けました。 豊田さんが考えた企画を実際に見たい!と思うことも。 そんな想像力豊かでありながら、責任感も強く、編集者たるものの覚悟や姿勢などに対しても考えがあるところが素晴らしく、優れた仕事人というのはひとつが突出するのではなく多面的に物事を見れるバランス力が優れた人なのかもと思いました。 私は本で読んだ程度の知識しかお二方ともないですが、豊田きいちさんの話を読みながら、スタジオジブリの色彩設計として有名な保田道世さんのことが思い出されました。 彼女も、クリエイティブな視点だけでなく進行管理や、経営、後輩育成など幅広い視野を持って仕事に取り組んだ人だったのでした。 未熟な社会人である私からしたら驚くことばかりで、もう、人間の作りが違うんだろうと思うこともあるけれど少しでもこの偉人たちから学んで目の前の仕事に活かしていきたいと思いました。 印象に残るのは ・P237 「速やかに・爽やかに・率直に」 ・P264 「不吉は言うべからず」 ・P360 「二水会」の話 仕事人間かと思いきや、人情があり親しまれるところも保田さんに共通する気がします。 著者の豊田きいちさんへの尊敬の念が伝わる編集ノートも読み応えがありました。 著者がいたからこそ、豊田きいちさんの考えがこうして残り、同じ文字を扱う仕事の人々へと継承され生きていくと思うので著者の功績も素晴らしいなと思いました。

Posted by ブクログ

2020/09/18

誰もが気にいる正しい文章なんてものはない。既存のコトバを壊して行け。 編集者とは、を語っているが、人とのかかわり方だったり、時間の使い方だったりと誰にでも当てはまることが書いてある。 著者の理論に「おや?」と思うこともあるけど、それも味。相手を叩くときは自分も傷つく覚悟が必要...

誰もが気にいる正しい文章なんてものはない。既存のコトバを壊して行け。 編集者とは、を語っているが、人とのかかわり方だったり、時間の使い方だったりと誰にでも当てはまることが書いてある。 著者の理論に「おや?」と思うこともあるけど、それも味。相手を叩くときは自分も傷つく覚悟が必要だ、という覚悟は、まさに今必要とされている。

Posted by ブクログ

2017/02/24

編集者のパイオニアである著者が、後に続く人たちに残したメッセージ。本づくりのノウハウはもちろん、仕事の進め方から、さまざまなシーンでのマナーにいたるまで、長く仕事をしてきた人ならではの充実した内容。

Posted by ブクログ

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