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イスラームを読む クルアーンと生きるムスリムたち
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 大修館書店 |
発売年月日 | 2016/04/01 |
JAN | 9784469213546 |
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イスラームを読む
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※このレビューにはネタバレを含みます
イスラーム唯一の聖典クルアーンは、アラビア語が音声を重視する言語文化である事をよく表している。(日本語は文字なしには言語生活は成り立たず、漢字を知っていることが知識の基本である)人気の朗誦家が来る時モスクは人で溢れかえる。音声的な魅力は異なる文化の壁を越えやすいかもしれない。 アルコールや星の名(デネブ等)はイスラム由来。 無利子金融のイスラム銀行。全世界の総資産は二兆億ドル。 断食月ラマダンは11日ずつずれるので、約33年で同じ季節に回帰する。暁前から日没まで水一滴も口にしてはならず、冬は楽だが夏はつらい。 1924年にサウジアラビアがこの地方を支配するようになって以来、当初巡礼は収入源であった。石油発見後その収入を投入し年400万人の巡礼を運営するようになっている。聖地の管理はサウディ王国の威信に関わる優先事項である。各国の人口千人につき毎年1人巡礼と言う割り当てができた。 イン・シャー・アッラー…もしアッラーがお望み(だった)なら。日々の行動は自分の意志と決断であるが、結果が生じると運命がどのようなものかはっきりと分かる。 我(アッラー)は地上に代理人(人間)を置くであろう。神の主権=「神は唯一、人は平等」→人の主権(奴隷は可) 楽園には川が流れる。(乳や美酒や蜜の川など。クルアーンでは飲酒は礼拝出来なくなるので禁止だが、楽園に酒の川があるのは面白い)ちなみに反対は火獄。 夫婦は互いの衣。夫婦生活は望むままに(断食の日中は除く) 男女交際は結婚が前提。夫婦以外の行為は禁止。 ハディース(預言者と弟子の会話集)に誰と最も親しくすべきかと問われ、1〜3位が母親、4位に父親と答えたとされる。 アル=バダーワ…遊牧性。「遊牧」文化が色濃い乾燥地域のアラビア半島の中、商人「都市」マッカにイスラームは生まれた。マッカは水源が限られ農業に適さず商才が重要視されていた。マッカの支配者たちは部族的血統と、諸部族とが結びついた多神教を大事にしており、「人は平等、神は唯一」が教義のイスラームは迫害された。そのためマッカから「農業」地帯マディーナへ西暦622年に移住し、後にイスラーム歴元年と定められる。ちなみに西欧や中国では「都市、農耕、定住」を文明の特徴として、「遊牧性」を野蛮としている。 イスラムは異性結婚を推奨するため、同性愛について反対の立場としているが、性同一障害に関しては身体と魂の実存を前提とするため、肉体と魂の性がずれることもあり得ると考え、実際モロッコでの性転換手術が日本で話題となったりした。 政教分離のフランスで2004年にいわゆるヒジャーブ禁止法が制定された。公共の場でこれみよがしに宗教シンボルを見せることを禁止したが、ユダヤ帽や十字架ネックレスはこれに当たらず、ヒジャーブが標的となった。移民への敵意がヒジャーブ女性にむけられることもあった。この背景から西洋の「肌を出す自由」より「肌を隠す自由」を守ることは、イスラーム女性が自分の性的魅力を発揮する意味を持つようになった。 アジャル・ムサンマー…定めの刻。やがて来る死を自覚する事はイスラームの教えの根幹で、死は神に任せる事であり個人が思い悩むことでは無い。ただ「死」と「喪失の悲しみ」は別。(また医療が貧弱でな訳ではない。医者はステータスが高い)
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イスラームの人々の考え方を、クルアーンなどから読み解いた一冊。著者の体験に基づく逸話を含め。大変わかりやすく説得力がある。結婚観や男女の考え方など、まるほどと思うことが多い。
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