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西洋音楽史再入門 4つの視点で読み解く音楽と社会
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 春秋社 |
発売年月日 | 2016/07/01 |
JAN | 9784393930335 |
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西洋音楽史再入門
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クラシック音楽の大まかな流れを知っている人を対象にしている、という注釈付ではあるが、新鮮で納得感のある視点を与えてくれる一冊。バッハやベートーヴェンなど、大作曲家を神格化しがちなクラシック界だが、歴史や社会の変化、音楽の立ち位置などを踏まえながら、音楽は人間がつくってきたものなの...
クラシック音楽の大まかな流れを知っている人を対象にしている、という注釈付ではあるが、新鮮で納得感のある視点を与えてくれる一冊。バッハやベートーヴェンなど、大作曲家を神格化しがちなクラシック界だが、歴史や社会の変化、音楽の立ち位置などを踏まえながら、音楽は人間がつくってきたものなのだと改めて実感することに繋がる。 音楽を学んだことがある人にはぜひオススメしたい。
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著者が「2冊目の音楽史書」と位置づけてもらいたいと書いている通り、西洋音楽史を、既に学んだことがある人に向けて書かれている。 章立ては下記の4つである。 1.「楽譜と音楽史」 2.「楽器と音楽史」 3.「人と音楽史」 4.「音楽と社会(音楽の場と社会的機能)」 楽譜、楽器、...
著者が「2冊目の音楽史書」と位置づけてもらいたいと書いている通り、西洋音楽史を、既に学んだことがある人に向けて書かれている。 章立ては下記の4つである。 1.「楽譜と音楽史」 2.「楽器と音楽史」 3.「人と音楽史」 4.「音楽と社会(音楽の場と社会的機能)」 楽譜、楽器、人という3つのテーマに分類して、それぞれを中世から現代まで通史で描く。最後の章である「音楽と社会」は、まとめ的な役割りを担っている。 テーマ別に3回、中世から現代までの流れを追うというユニークな構成である。そのため当然、重複する箇所も多く出てくる。著者によれば、「各章、各節を抜き出して読んでも理解できるようにあえて、重複させたとも言える」と書いているが、同じ内容が、何度も繰り返し出てくると、「もうそれは読んだよ」と思うことがあるのは避けられない。 しかし、良い面もある。著者が意図した「抜き出して読んでも理解できる」というメリットよりも、個人的により重要だと思うことは、「重複して出てくるということは、重要なポイントであることに他ならない」ということである。 通読すれば、重複する箇所=重要なポイントは自然に繰り返し読むことになる。繰り返し出てきたことは、記憶に残りやすくなるし、1冊の本を通して読むだけで、復習もできたと考えれば、重複していることはプラスであると言えるだろう。 各章と各節の冒頭には要約があるし、関連記述を結び付けるクロスレファレンスも充実しており、よく整理されている。それは読みやすさに直結しており、また、読者のためを考えた労作であると言える。 このようにユニークな構成であるため(私は音楽史の本はゆうに10冊以上は読んでいるが、このような構成の本は始めて読んだ)、何冊か音楽史の本を読んだことがある人にはお勧めできる。 惜しい点は、図がもっと多ければ理解しやすさが増しただろうと思う記述が何度かあったことだ。一例を挙げれば、下記のようなヴァイオリンの説明をしているなら、言葉だけより、図や写真が欲しい所だ。 ”改造を受けていない「オールド・ヴァイオリン」と改造を受けた、あるいは新しい作り方による「モダン・ヴァイオリン」はネックの角度・指板の長さに注目すればその差は一目瞭然である“
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