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戦後映画の産業空間
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戦後映画の産業空間

谷川建司(編者)

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戦後映画の産業空間

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 森話社
発売年月日 2016/07/01
JAN 9784864050982

戦後映画の産業空間

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2018/06/11

 所収論稿は以下の通り。 井上雅雄「日活の映画製作再開と『五社協定』」 谷川建司「日本映画輸出振興協会と輸出向けコンテンツ」 木村智哉「東映動画株式会社における映画製作事業とその縮小」 板倉史明「独立プロダクションの製作費に見る斜陽期の映画産業」 河野真理江「リバイバル・メロド...

 所収論稿は以下の通り。 井上雅雄「日活の映画製作再開と『五社協定』」 谷川建司「日本映画輸出振興協会と輸出向けコンテンツ」 木村智哉「東映動画株式会社における映画製作事業とその縮小」 板倉史明「独立プロダクションの製作費に見る斜陽期の映画産業」 河野真理江「リバイバル・メロドラマ」 西村大志「東宝サラリーマン喜劇”社長シリーズ”の成立と終焉」 晏妮「混淆するチャイナカラーの分流」 ミツヨ・ワダ・マルシアーノ「戦後原子力映画と『安全神話』史」 北浦寛之「大手映画会社の初期テレビ産業への進出」 小川順子「試論・映画スター大川橋蔵」 長門洋平「セーラー服と機関銃とサウンドトラック盤」  ありがちな芸術論的な「映画論」ではなく、映画を資本の論理が支配する「産業」として捉え、その経済・社会的な成立条件や文化史的意義を究明した論文集。特に1960年代後半の日本映画斜陽期に、輸出振興を口実として製作費に公的資金が導入され(特撮映画や『男はつらいよ』まで!)、一部は債務整理に流用されていた可能性を明らかにした谷川論文、極端な低予算である「ピンク映画」の詳細な収支状況を一次史料で明らかにした板倉論文、一般に敵視・対抗関係が強調されるテレビとの関係について、むしろ草創期から癒着・蜜月の伏線があったことを明らかにした北浦論文など、従来の映画論にはない新鮮な内容で強い衝撃を受けた。

Posted by ブクログ

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