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安保論争 ちくま新書1199
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2016/07/01 |
JAN | 9784480069047 |
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安保論争
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商品レビュー
4.2
12件のお客様レビュー
2015年の安保法制の成立背景と意義を冷静に振り返ることができる良書でした。 大学の学生たちに噛んで含めるように語りかけているような、平易で丁寧な文章です。著者の教え子達への深い愛情を感じます。 日本国憲法は何度か読んだことはありましたが、国際協力について強いコミットが表現されて...
2015年の安保法制の成立背景と意義を冷静に振り返ることができる良書でした。 大学の学生たちに噛んで含めるように語りかけているような、平易で丁寧な文章です。著者の教え子達への深い愛情を感じます。 日本国憲法は何度か読んだことはありましたが、国際協力について強いコミットが表現されていることに、著者の指摘で改めて気付かされました。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
結果的にめちゃくちゃタイムリーなテーマとなったが、刊行年がやや古いため、現在進行中の出来事であるロシア-ウクライナの問題は当然ながら取り上げられていない。 おそらく本書は安倍内閣時のいわゆる「周辺事態法」に触発されて書かれたのだろうけど、そのカバーする範囲はかなり広く終戦から現在までをリアリズム的な視点でカバーしている。特に面白かったのは、内閣法制局の解釈が年月を経るごとに硬直化・保守化をしていったというあたりで、官僚的世界の極地をのぞいた気になる。 こういった内容がもう少し基礎知識として広がっていけば、もう少し安全保障の議論も冷静に出来るのだろうけど、今のSNSの反応見ていると、そういった期待は夢なんだろうな・・と思わざるを得なかったりもする。
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【外交によってどのように平和の実現が可能なのか。また、外交によって可能なことと、外交によって不可能なことは何なのかを知ることが、不可欠となる。外交とは魔法と同じではない】(文中より引用) 2014年から2015年にかけ,右派・左派の双方から激しい言葉の応酬が見られた安保関連法の...
【外交によってどのように平和の実現が可能なのか。また、外交によって可能なことと、外交によって不可能なことは何なのかを知ることが、不可欠となる。外交とは魔法と同じではない】(文中より引用) 2014年から2015年にかけ,右派・左派の双方から激しい言葉の応酬が見られた安保関連法の制定過程。噛み合わない議論と現実に基づかない認識に歯がゆさを覚えた著者が,現代の国際環境をにらみつつ,安全保障を語る上で必要不可欠な視点の提供を試みた作品です。著者は、慶應義塾大学法学部教授を務める細谷雄一。 当時の加熱する報道・意見合戦を思い起こしながら読み進めてみたのですが,本作での主張を踏まえた議論がなされていたら,その様子はどのように変わっていただろうかと思わずにはいられませんでした。著者の憤りがかなり前面に出た作品ではありますが,外交史から国内政治まで,幅広い分野からの視点が押さえられており,安全保障について考える上で大変参考になる一冊ではないでしょうか。 平易な言葉で書かれている点も☆5つ
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